Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

他人をつかう人間

2013年10月31日 08時11分49秒 | Weblog
 10年位前からの傾向らしいのだが、法律事務所に就職して1年かそこらで事務所を移る弁護士が増えている。自発的に移る人も含まれるだろうが、大部分は退所を余儀なくされた人のようである。
 中には、能力が要望水準に満たなかったというケースもあるだろうが、雇う側に忍耐が足りないというケースもあると思う。イソ弁の些細なミスを我慢できないボスは、毎年のように新人採用の募集をかける傾向があるので分かる。
 人をつかう人間には他人に対する寛容さが必要で、そうでなければ自分の身がもたないはずだ。
 
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経済的自立

2013年10月30日 08時27分49秒 | Weblog
 日米の若者を比較すると、圧倒的に日本が負けているところが一つある。それは、「経済的自立」という点である。
 アメリカでは、周知のように、高校までは親が教育費を出すが、それ以降は子供が自分で奨学金をもらうなどして工面するのが一般的である。住まいについても同じで、大学に入るころまでには親元を離れる子供が多いようだ。これは、おそらく、経済的な独立性に重きを置く価値観の影響だと思う。
 ところが、日本ではそうではない。大学・大学院どころか、社会人になっても親元で暮らす人は多いし、社会に出ずに親の支援や財産で暮らす人も珍しくない。
 だから、私は、少なくともあと100年は、日本はアメリカに追いつけないと思う。
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正体不明の食材

2013年10月29日 08時25分25秒 | Weblog
リッツ・カールトン大阪が食材を"偽装" 東京と異なる経営
 食品偽装はおそらく広く行われている。
 ある飲食店でランチを食べていたら、一緒にいた人が、かつ丼のカツを示して、「これは肉じゃないよ」と指摘していた。食べてみると、ゴムのような食感で、間違いなくグルテンだった。しばらくして同じ店に行き、「つくね」が出てきたので食べたところ、ジャガイモかレンコンのようなものがかなりの比重を占めているようであった。
 そういえば、この店(チェーン展開している)は、ランチには「正体不明」の食材が含まれていることが多かった。原価を抑えて利益を確保しようという狙いだろう。ちなみに、この件があってからというもの、私も事務所の関係者もこの店は利用しないようになった。
 消費者が防衛策として行うとすれば、正体不明の食材を多用する店は利用しないことだろう。
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金と人間性

2013年10月28日 08時00分02秒 | Weblog
森鴎外全集13 独逸日記 小倉日記
 「独逸日記」を読めば、超人のような森鴎外が少しは人間らしく思えてきて、親近感がわくだろう。
 鴎外は、初見の人の人格を即座に見抜くことに優れていたようで、高名なドイツ人と会ってちょっと話しただけで、「凡庸の人なり」などと容赦なく切り捨てたりしている。
 留学生仲間についても鋭い観察眼を発揮しており、ハッキリと好き嫌いが分かれている。中でも、鴎外からカネを借りて踏み倒した小倉庄太郎についての記述が面白い。鴎外は、カネに絡むスキャンダルを起こす人間を鴎外は最高に嫌っていたようで、上司や同僚を騙して借金をしまくった挙句身動きがとれなくなり、「俺の噂を信じないでくれ」と懇請する小倉に対し、「人からあれこれ噂されるようなことをするな」と突き放すくだり(p198)は圧巻である。
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脱専門化

2013年10月27日 08時03分01秒 | Weblog
 若者の就職難が社会問題化して久しいが、夏目漱石が作家としてデビューしたころも、実は若者の就職難は指摘されていた。「道楽と職業」では、帝大卒の秀才がどこにも就職できないのを嘆くくだりがある。
 当時は、職業が余りにも細分化されたために、有能なジェネラリスト候補に対する需要が乏しかったということである。漱石は「専門化」が進むことによる弊害、つまり、「専門馬鹿」だけが社会にあふれる状況を予言しているが、まさしくその通りになってしまった。
 ところで、少子高齢化により日本経済は間違いなく衰退に向かうと思われるが、その過程で、今度は「脱専門化」の動きが生じるのではないかと思う。需要のバラエティが減少するのは必至であり、そうなると、職業の専門分化の意義が希薄化するからである。
 もしこの予測が当たるとすれば、将来的には、複数の専門領域を持つ人間が勝ち残りやすいということになるかもしれない。
 
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振り向けば・・・

2013年10月26日 09時24分15秒 | Weblog
『笑っていいとも!』終了で加速するか!? フジテレビの不人気長寿バラエティー切り
 振り向けばテレ東になってしまった。
 「みなさんのおかげでした」や「めちゃイケ」が打ち切りにならないのはやはり疑問に思っている人が多いようだ。
 「水曜どうでしょう」の関係者が指摘していたが、毎週放映するとどうしても作りが粗くなる。打ち切りはしないまでも、月に1回程度の定期的特番扱いにしたら「長寿番組」としての威厳を保てるのかもしれない。
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治療

2013年10月25日 07時59分53秒 | Weblog
増える高齢者の万引「もう二度と」 自覚なき犯行 病のような反復
 以前も触れたが、万引き事案の中には、動機が理解不能で、病気としか思えない犯行である場合をみかける。
 女性の場合には、過食症や拒食症などが背景にある場合が多いが、老人だと、軽い認知症による「ピック症」であるケースもある。
 最近、窃盗だけでなく、詐欺にも「病気」が原因のものがあるように思えてきた。対人関係を築く際に、嘘をつかずにはいられないという病気である。
 いずれにしろ、刑罰に効果がないことははっきりしているので、「治療」方法の確立がのぞまれる。
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塀の内外

2013年10月24日 08時05分16秒 | Weblog
華麗なるギャツビー
 高校時代に原作を読んで何の感興も催さなかった小説の実写版。
 分かったのは、ギャツビーは「詐欺師」だということ。「オクスフォード卒」というのも嘘だし、禁酒法がらみで裏金を作って活動資金にしているようだし、日本にもバブル時代によくいた成金型詐欺師のようだ。ただ、ギャツビーは塀の中に落ちないというだけである。
 ギャツビーは、貧しい生まれに対するコンプレックスとデイジーへの愛だけで生きている単純な男である。かつてある評論家が「男は成長しないという真理を表現した小説」と評したのもうなずける。
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スケープゴート

2013年10月23日 08時19分13秒 | Weblog
「いいとも」なぜ終わる?亀山社長決断「視聴率低迷を脱却するため」
 「亀山体制は「いいともは一日の視聴率を左右する大きな存在。終了しなければ、局全体の上昇は見込めない」と分析。社長就任直後には終了を決めていた。」

 視聴率低迷が問題だというのであれば、まずはその原因を究明するところから始めるはず。「ピカルの定理」を終わらせたところからみて、亀山体制は、吉本芸人(特に「ひな壇芸人」)の濫用などのためにマンネリ化したお笑い番組が原因の一つとみているのだろう。
 だが、他局も似たような番組を流している中で、この局だけ視聴率低迷に歯止めがかからないのは、ほかに原因があると考えるべきなのではないか。
 そうすると、「いいとも」はスケープゴートにされただけという見方もできるだろう。
 
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適度に振り返る

2013年10月22日 07時55分55秒 | Weblog
総体的な幸福を得るために人が犯しやすい意外な9つの間違い
 意外だったのは、6の「過去を思い出していない」である。
 若いころと言うものは、仕事の上でも私生活でも失敗が多いので、嫌な記憶も多くなるものだ(そうでない人は幸せだが・・・。)。それで私は「過去を振り返らない」ことを是としてきたのだが、それだと、幸福感を得ることが難しくなるという。
 過去の楽しかった思い出を、適度に振り返るよう、意識しなければならないようだ。
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