４割高

吉本芸人に、冠番組激減の動き
　「M-1の勧進元であるテレビ朝日上層部から『吉本芸人は極力使うな』と指令が下ったんです。吉本芸人が冠番組を持つと、制作会社や放送作家まで吉本指定になってしまうからやりにくいんですよ」
　「要は、カネの問題です。吉本お抱えスタッフのギャラは相場より4割高は当たり前。テレビ局より吉本に恩義があるスタッフは、常に吉本の意向に沿う台本を書くから、露骨に吉本を嫌うテレビマンたちが増えてきました」

　テレビ業界の不況が、吉本排除の動きにつながろうとしている。相場より「４割高」というのは、事務所の力をカネに反映させたもので、いかにも嫌われそうなやり方ではある。
　だが、テレビ局のＣＭ料金というのも、(特にキー局は）世間一般から見れば非常に高額だと思われる。
　吉本スタッフのギャラは市場価格だが、テレビ局のＣＭ料金は寡占価格という違いがある。
　

きな臭い

日韓外相、質問なしで合意発表…文書作成見送り
　この時期に日本からわざわざ韓国に赴いて問題解決を図る目的は、私見だが、軍事協力体制の強化にあると思う。そうでなければ、こんなに急ぐ理由が分からない。
　来年は米大統領選で、オバマ大統領は完全なレームダックであり、「隙のある」状態である。そこを狙って軍事的な行動を起こす国がないとは限らない。その前に、同盟国間の連携を強固にしておく必要があるということなのかもしれない。
　そう考えると、背後にはやはりアメリカの意向があるということなのかもしれない。
　２０１６年はきな臭い年になる予感がする。

菓子パン

菓子パンは超危険！人体が危機的被害…栄養ゼロで高カロリー、血糖値が乱高下
　「伊藤捕手は、主催試合の終了後に球団から提供される食事について、「菓子パンが多い。全員に行き届いていないこともある。栄養は大丈夫なのか」と、1時間半の交渉の大半を待遇改善の訴えに費やしたという。」

　プロ野球選手の「食事」が「菓子パン」であることに驚く。これでは体のケアなど全くできていない。
　記事が指摘するとおり、菓子パンの栄養素はゼロに近く、カロリーだけが高い。ついでに言うと、食品添加物まみれだし、ショートニングという発ガン物質まで含まれている。
　

常習犯

キンコメ相方・今野びっくり「何のことですか？」最悪解散も…
　２０年前からやっているというのだから、明らかなフェティシズム常習犯である。
　私にとっては、このコンビのコントがツボで、ライブの映像を繰り返し見ては爆笑していた時期もあった。コンビ解散だけは回避してほしいと思う。

ネオニコチノイド

米国土２３％でミツバチ減少＝「農業揺るがす」と訴え―調査グループ
ネオニコチノイド系農薬の危険性をめぐる議論は次の段階に
　アメリカでのミツバチの激減については、さまざまな原因が取りざたされているようだが、農薬に含まれるネオニコチノイドというのが有力らしい。もちろん日本も他人事とはいっていられない問題である。
　カリフォルニア産アーモンドが食べられなくなる日は近いかもしれない。

却下

沖縄県の審査申し出却下＝辺野古移設で国地方係争処理委
　「米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）移設をめぐり、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」は２５日未明、辺野古埋め立て承認取り消しの効力を石井啓一国土交通相が停止したことに対する翁長雄志同県知事の審査申し出を却下すると発表した。」

　棄却ではなく却下ということなので、申立ての要件を欠いていたということになるが、そうであれば、なぜ「国交相の判断は明白に不合理とまでは言えない」と内容に踏み込んだ発言をしたのかが気になる。
　推測だが、仮に申立てが要件を満たしていたとしても、結論は棄却であるということを示したかったのかもしれない。

権謀術数

安倍政権の改造人事で“消費再増税回避”の可能性が高まった
「野田氏は、その直前に秘書が覚醒剤使用疑いで逮捕された。それが報道されたのが、内閣改造があった7日。しかし、逮捕は10月1日。さらに、その前日の9月30日に野田氏の秘書が退職している。
　この一連の動きを見て、多少政治をかじった人ならピンとこないはずはない。まったく確証はなく、筆者の邪推にすぎないが、秘書の覚醒剤使用疑いに野田氏側がいち早く気づき、秘書を予め退職させ、その後逮捕。この間の動きを官邸は正確に把握した上で、内閣改造人事を行い、その一週間後に税調人事を行ったと読める。
　野田氏の身動きが取れないのを見越して、安倍首相は「聖域」といわれた税調の人事に手を入れたとされている。」

　ちょっと古い記事だが、政治というもののどす黒さが分かる事件である。
　高橋氏はそれなりにぼかして書いているが、官邸側が、逮捕の時期を１０月１日にさせたという可能性もあるのではないか。
　つまり、官邸は捜査情報（元秘書が常習者であるという事実など）を野田事務所より早く得ており、内閣改造に近接した時期に任意の尿検⇒逮捕というシナリオを作り、税調会長更迭のおぜん立てをしたのではないか。これも全くの推測だが。

回避性サラリーマン

回避性愛着障害　絆が希薄な人たち（岡田尊司/著）
　作家の井上靖は、幼少期に祖母に溺愛されて育ち、その祖母が亡くなったことなどから、「回避性愛着障害」の人物であったと著者は指摘する。
　「新聞記者には、当時からはっきり二つの人種がいたという。一つは、出世と特ダネを目指して、猛烈に働く記者たちで、もう一つは、そんな競争とは無縁に、マイペースでのんびりと過ごす、出世競争からは降りた記者たちだった。井上が後者に属したのは言うまでもない。」（１７６ページ）
　でも、「回避性サラリーマン」を演じるのは、場合によっては賢明なこともある。というのは、ブラック企業は、「愛着型」の人間の、「出世したい」、「他人に認められたい」、あるいは、「左遷されたくない」、「正社員の地位を失いたくない」という思いを利用しているからであり、「愛着」が操作容易性に結び付く危険があるからである。

住所録

　そろそろ年賀状を出さなければいけない時期なので、住所録の整理をしていたら、毎年のことではあるが、ちょっと気分が沈んでしまった。
　まず、「喪中欠礼」の方の確認を行うのだが、開業祝いにお花を贈ったばかりの先輩弁護士からはがきが来ていて驚く。亡くなった方の年齢が若いときなどはショックも大きい。
　次に、暑中見舞いが「宛てどころに尋ね当たらず」で戻ってきた方の確認も必要である。若い人の場合には、「引っ越しされたんだな」という推測で済むが、高齢で持ち家の方の場合だと、施設に入所されたか、亡くなったかということになる。こうして連絡がとれなくなる方が、毎年いらっしゃるのである。

従順さ

　労働事件を多く手掛ける事務所の弁護士が、「パワハラの被害を受ける若年層労働者の多くは、驚くほど従順である」と指摘していた。中には、さんざんパワハラを受けて病気になったのに「職場復帰」を希望したケースもあるという。
　苦労して手に入れた正社員の地位を手放したくないというのが理由だというが、ブラック企業は、そのような社員の弱みを最大限利用しているわけであり、こうした労働者の「従順さ」がブラック企業を支えていることは否定できない。
　アメリカの若者であれば、さっさと辞めて転職するか起業するかしているだろう。