Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

非円満退職

2014年03月31日 07時54分44秒 | Weblog
 最初の事務所に短期間在籍して独立したいわゆる「即独者」の話を聞くと、ボスと「仕事の進め方」が合わなかったという例が多い。だから、「円満退職」とは程遠いケースが少なくない。
 「仕事の進め方」というと抽象的だが、こういう例を考えると分かりやすい。
 ボスから配点された事件は相当手間のかかるもので、新人弁護士は毎日残業続き、休日出勤の連続である。かたや、ボスの方は、毎日飲みに出かけ、ゴルフ三昧の日々を送っている。そのくせ、「まだ訴状は出来ないのか」と督促する始末・・・。
 サラリーマンなら誰しも一度は見たことのある光景だが、こういうストレスに耐性のない新人弁護士は多いのだ。
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訴状が書けない

2014年03月30日 07時53分42秒 | Weblog
いまどき「訴状を書けない弁護士」は当たり前!?
 弁護士会内部で問題となっていたが、「訴状を書けない若手弁護士」が多くなっているそうだ。
 私のころは、前期修習で2コマほどかけて訴状の起案と講評があり、ロースクールでも「リーガル・ライティング」という科目の中で訴状の起案があった。訴状の書き方に限れば、基本的事項の習得にはそれほど多大な時間を要するわけではない。
 訴状を書けない原因について、黒猫さんは、司法修習の制度変更(前期修習の廃止)や弁護修習の期間短縮などにあると指摘しているが、それだけではないだろう。私が見る限り、主張整理や事実摘示(要件事実などを言葉で表現すること)もなっていない人が多いと思う。これは、新60期以降、民事裁判の講義において要件事実の表現が「箇条書き」でよいという方式に変更されたことが大きく影響している。
 要するに、「言葉」に対する厳しさがどんどんなくなってきている。
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立て看板

2014年03月29日 09時36分11秒 | Weblog
暴力団員らに逆転無罪 ゴルフ場利用で詐欺罪否定
 珍しい判決。
 「暴力団関係者の立ち入り、プレーはお断りします」という立て看板だけでは足りず、利用申込書や誓約書などで「暴力団関係者でないこと」を確認しないといけないという判決内容である。
 ゴルフ場にとっては事務作業が増えることになる。
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執行停止

2014年03月28日 08時05分58秒 | Weblog
<袴田事件>法務・検察に動揺「衝撃、非常に厳しい」
 拘置の執行停止というのは珍しい。袴田氏の年齢を考えても、審理は迅速に進めてほしいものだ。
 ちなみに、保釈中に実刑判決が確定したが、2年余り収監が停止されていた被告人の例がある(理由は病気)。
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体罰

2014年03月27日 08時05分14秒 | Weblog
男性教諭を小田原区検が略式起訴、児童のほお平手でたたく
 「起訴状などによると、教諭は昨年10月1日午前、同校の廊下で小学6年の男子児童を抱きかかえた状態から床に落としたり右ほおを平手でたたいたりした、とされる。」

 「重すぎる」という意見もあるようだが、一歩間違えれば重篤な後遺症を残しかねない態様での体罰に警鐘を鳴らすというのが、おそらく起訴の狙いだと思う。
 昔の教師はよく体罰を与えたものだが、ビンタだったりケツ叩きだったり、けがをしない箇所に限定していた。その意味では、節度があったと思う。
 余談だが、私の出身校(高校)では、剣道の教師が生徒を拳骨で殴り、奥歯を折ったという事件があった。今なら立件されておかしくないだろう。
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専門家調停委員

2014年03月26日 07時49分45秒 | Weblog
 大きな裁判所では、建築紛争などで、専門家(1級建築士)が調停委員として関与することがある。一般の人は、「専門家」というだけで、その人の言うことを信用してしまいがちだが、よく聞いていると、余り根拠のないことを言っていることがある。
 専門家調停委員の決まり文句は、「通常はこうするものだ」、「・・・とされている」などといった断定的なフレーズであり、根拠は「自分はこう教わった」「私はこうしている」という「慣習」か「権威」でしかなく、いわゆる「反論可能性の低い命題」になってしまう。一般人に反論を許さないというのがこの制度の特徴ではないかとも思えてくる。
 同業者(建築士)に調停委員の評判を聞くと、あまり芳しくないのに驚く。専門分野が細分化されていて、当該事件にふさわしい人物でないことが多いというのである。
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護身具

2014年03月25日 08時08分30秒 | Weblog
護身グッズ
 「弁護士業務妨害研修」を受けた。
 いろいろな業務妨害があるものだと驚かされる。
 私も離婚事件を多く扱っており、離婚事件がらみで殺人事件もちらほら起きているので、防衛策を考える必要がある。
 護身グッズの中では、催涙スプレーがお薦めらしい。相手は目が見えなくなり、息もできなくなるという。さっそく入手しようと思う。
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付添人

2014年03月24日 07時43分43秒 | Weblog
三重・女子中学生殺害事件 逮捕の少年を家庭裁判所に送致
 重大犯罪なので、おそらく付添人が選任されていると思う。
 殺意やわいせつ目的の否認については、本人がそう言っている以上、付添人はこれを基本的には尊重すべきだが、気になるのは「謝罪の言葉がない」という点である。
 反省していないとみられることが本人にとって不利になるということくらいは、付添人がアドバイスすべき事柄であり、そのようなアドバイスがあったにもかかわらず謝罪・反省の言葉がないとすれば、情状弁護の甲斐がない。
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桜を待つ

2014年03月23日 07時58分23秒 | Weblog
 天気予報によると、昨日の低気圧が最後の「冬将軍」だったそうである。
 私は南国生まれのため、寒さに弱い。だから、今年の冬はかなり身にこたえた。毎年、桜が咲くのを待ち遠しく待っているが、今年の待ち遠しさは半端ではなかった。
 
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ドクター・ショッピング

2014年03月22日 08時30分13秒 | Weblog
腰椎椎間板ヘルニアの手術が失敗に終わる理由とは
 親戚に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた人がいる。その人は、手術の上手い医者を求めて、ドクター・ショッピングをしたらしい。というのも、巷では、ヘルニアの手術に失敗して車いす生活になってしまった人の話が結構珍しくないからである。
 親戚の手術は成功し、元気に働いている。
 そこで思うのは、「弁護士ショッピング」である。
 他人事ではないが、私が管財人を務めた破産事件で、申立て代理人のミスが見られた。個人の破産事件で、給料が振り込まれて預金が合計で20万円を超えているのに、そのまま申立てを行ったため、同時廃止にならなかったというものである。給料を引き出してから申し立てればよかったのである。このケースは、弁護士選びの失敗といえるかもしれない。
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