Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

国家の崩壊メカニズム

2009年10月31日 10時15分15秒 | Weblog
「みなし破綻」で年金減額 日航再建へ政府検討
 年金でつぶれる企業もあれば、年金で崩壊しそうになっている国もある。というよりも、近代国家の多くが、おそらく高齢化と年金で破綻する運命にあるのかもしれない。
 昔、シュンペーターの「租税国家の危機」を読んだとき、「ああ、やっぱり国も破綻するんだ」という感想を持ったものだが、ひょっとすると、日本が世界にさきがけて破綻するのかもしれない、などと悲観的になったりもする。
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「格付け」の心理

2009年10月30日 08時17分29秒 | Weblog
 今週の「週刊現代」の記事「医者・歯科医・弁護士・会計士 「勝ち組」と「負け組」 その生活と意見」を読んだ。余り有益な情報ではないが、それにしても、最近の日本人はどうして他人を格付けしたがるのだろうか?
 ここで、格付けの対象が「他人」であることが重要だ。自分が「負け組」になることは、なんとしても避けたいのである。
 私見だが、「格付け」の根底には、現状に対する不満や他者に対する嫉妬があるのかもしれない。
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トーコーに行けない人

2009年10月29日 08時07分31秒 | Weblog
 「トーコー」というのは業界用語のようなもので、「東京拘置所」のことである。通常、起訴後しばらくすると、警察の留置場から東京拘置所に移管されるのが都内の刑事事件では通例である。
 ところが、捜査が終了しても拘置所に移管されず、警察署から公判に行くケースが結構ある。バーディーが現在抱えている事件のうち2つもその例に当たる。
 ある検事に聞いたところ、振込み詐欺などで上役の共犯が逮捕されていない場合などを除き、空きがあれば自動的に移管されるシステムなのだそうだ。
 ということは、最近は拘置所も混雑しているということか?
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ゆとりある生活

2009年10月28日 12時46分51秒 | Weblog
「お前ら、潰すぞ!」生放送中に東京03を恫喝した島田紳助 その後の和解劇真相
 もう幕引きのようだが、解せないのは、ゆとりある生活を送っているのにどうしてこんなにギスギスしているのかということ。
 島田紳助氏は、仕事を週のうち2日に集中させ、残る5日間は石垣島の別荘で暮らしているとのこと。そうであれば、もっと気持ちにゆとりが生まれるのではないかとも思えるのだが・・・。
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コンクリートと人

2009年10月27日 08時14分43秒 | Weblog
【首相所信表明演説(2)】「コンクリートから人へ」
 「コンクリートから人へ」と言えば聞こえはよいが、果たしてそれは正しいか。
 結論は、「必ずしも正しくない」。コンクリートによって生きている人たちのことを看過しているからである。
 刑事被告人の中には、定職に就けずに日雇いの仕事でかろうじて生活している人が相当数存在する。仕事のタネは、民需もあろうが、やはり官需、つまり、鳩山首相のいわゆる「コンクリート」である。
 だから、コンクリートをなくしてしまえば、彼らは決定的に生活の糧を失うことになり、ひいては、生活費目的の犯罪(窃盗など)が増えることは必定である。
 物事には、両面があるものだ。
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貧困と仕事

2009年10月26日 08時24分05秒 | Weblog
ドビュッシー : 夢(夢想) / Rêverie
 類稀な名曲だと思うのだが、ドビュッシー自身はこの曲を嫌っていた。生活費を稼ぐためやっつけ仕事的に作ったからだそうな。
 そんなことを言うのであれば、貧困ゆえに行った仕事には愛着をもてないということになり、バーディーなんぞは、永久に仕事を好きになれないということになってしまう。
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不況と健康志向

2009年10月25日 09時28分55秒 | Weblog
アフター5はナイトランニング 健康志向や不況で…女性らにブーム
 これもボ2ネタで見つけた記事だが、不況→健康志向というのは健全な発想である。修習時代の教官(某渉外事務所のパートナー)も、「仕事が減って時間ができたら体力づくり」と協調する。
 不況になれば収入も減るが残業が減って余暇が増える。その余暇を、できるだけ金のかからない趣味に投資するのが合理的だ。というわけで、ランニングが人気である。
  ・・・でも、雨の日もランニングするのだろうか?
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偶然との戦い

2009年10月24日 18時09分37秒 | Weblog
遺伝子組み換え作物の光と影
 高価な遺伝子組み換え種子を購入したものの、育成法が難しい上収穫量も増えなかったため、既にインドでは12万5000人の農民が自殺に追い込まれている。種子を販売したのは、アメリカの種子メーカー、モンサントである。
 遺伝子の組み換えは、これまで偶然に発現していた個体の属性を人間がコントロールすることを意図したものであり、要するに、「偶然」を支配しようとしたものだ。
 だが、今度はあらなた偶然に人間が振り回されることになる。例えば、遺伝子組み換えにより、かつて存在しなかったたんぱく質が合成されたり、たんぱく質の形状が変化する事例が報告されている(「新潮45」(11月号)108p)。
 そういえば、偶然を「神」と呼んだのは芥川龍之介だったなあ。 
 
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ハードルの高さ

2009年10月23日 09時45分52秒 | Weblog
 弁護士業務をやっていると、大学(法学部)やロースクールで教わった知識と実務との乖離に悩まされることが多い。
 例えば、民法総則では「詐欺」を教わるのだが、弁護士が、教科書に出てくるような詐欺類似の事案で、そのまま詐欺と法律構成して民事訴訟を提訴することはまずない。なぜなら、詐欺の場合、いわゆる「二段の故意」の立証のハードルの高さなどから、裁判所は、これを認定するのには極めて慎重な態度を取っているからである。だから、依頼者に「これは詐欺で行けますよ」などとは決して言わないのである。
 もっとも、このことは、標準的な基本書である「民法総則」(四宮=能見)には一応書かれている(第6版だと234p)。だが、学生なら読み飛ばしてしまうかもしれない。
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ストレスフルな職業

2009年10月22日 07時54分31秒 | Weblog
 労働問題の研修を受けていたら、脳・心臓疾患と高い相関を有するストレスフルな職業リストから弁護士が除外されている理由について、ある弁護士が「言いたいことを言っているからでしょうな」と説明していた。全くそのとおり。
 弁護士がストレスフルな職業であることは一般人でもある程度分かると思うが、元サラリーマンのバーディーから言わせれば、ストレスの質が違う。サラリーマンの場合、「(上司や顧客等に対して)言いたいことが言えない」ということが、ストレスの一因となっているはずである。
 だから、サラリーマンはしょっちゅううつるんで飲みに行くわけだ。
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