アレルギー

総裁選出馬固めた与謝野氏　「財政規律」埋没に危機感　「堂々と論争」存在感訴え（９月５日の記事）
　麻生氏を支持するとみられた議員の相当数が与謝野氏に流れ、混戦になるとの見方もある。実際に、与謝野氏に近いある自民党議員は「党内の『麻生アレルギー』がこんなに強いとは思わなかった」と驚いている。

　ちと古い記事だが、麻生内閣の行く末を暗示していて興味深いので取り上げた。
　要するに、自民党内には昔から「麻生アレルギー」を持つ人が少なからず存在していて、分裂の可能性をはらんでいるというのだろう。
　確かに、彼は小泉元首相と似た「独裁者」の気配を感じさせる。だが、小泉氏と違うのは、言動とは逆に政策には新味がないというところ。バラマキとの指摘は間違っていないだろう。
　時計の針は逆に戻るのだろうか。

失言癖

野党、中山国交相の罷免を要求

　発足直後から「失言内閣」と揶揄されていた麻生新内閣の閣僚が、早くも失言。いかにも元官僚らしい問題発言だ。
　大臣の奥さんはかの有名な中山恭子前拉致問題担当大臣。夫婦とも東大卒→大蔵省キャリア→政治家という政治家カップルである。ちなみに、ご長男も東大卒→財務省キャリアというコースで、世襲化路線？を走っているらしい。

接見内容

闇サイト拉致殺害、３被告起訴事実認める

　「ズームイン！朝」を観ていたら、被告人の一人の国選弁護人が接見内容を語っていた。それは、その被告人が「もし携帯があればおれはまた同じことをやるだろうね、金のために」と述べていたというもの。
　この被告人の凶悪性はともかく、問題なのは弁護人の言動。守秘義務に反すると思うし、これほど被告人にとって不利な事実を公にすることは、弁護人としての基本的な義務に反していると思う。

足の甲

　昨日のことである。朝起きると、足の甲が痛い。歩くと鋭い痛みが走る。ちょうど高いところから飛び降りた時に走る痛みと同じである。
　その原因はわりとはっきりしている。運動のし過ぎなのだ。先週は毎日のように、ボディ・アタックというのをやっていた。ハイインパクトなエアロビである。さすがに、やりすぎは健康に悪いようで、インストラクターも「週３回まで」と言っていたのを思い出した。
　バーディーのように、偏平足気味の人間は、衝撃をうまく分散しきれず、足の甲に負担がかかりやすいらしい。偏平足を直す方法はないものか？

自白の信用性

母親、子どもの言葉で絶望的に　福岡の小１殺害事件 （落合弁護士のブログ）

　落合先生が的確に指摘されているとおり、この自白は慎重に信用性を吟味する必要がある。そこで警察は、凶器のビニールホースを持ち歩いていた真の目的、「数日前に子供が不審な男から声をかけられた」と知人に述べていた事実や保険金の有無等について、突っ込んだ捜査をするのだろう。

計画性を否認

【福岡小１殺害】「子供殺し自分も死のうと思った」　育児に悩み、将来を悲観
　「やっぱり」という声が多かったこの事件。警察は事情聴取ができない状況下、本人が自殺しない程度に客観的証拠を小出しにして、マスコミを使いながら自白に持ち込んだと見える。
　犯跡隠蔽・捜査かく乱をはじめ、自己弁護を図るかのような自白等、犯行後の情況はかなり悪い。現時点での自白内容も慎重に吟味する必要があるだろう。動機にしても、まだ疑わしい。本当に心中をしようとしたのか（その形跡はあるのか）。また、共犯の有無についても厳しく追及すべきだと思う。　

殺害場所

＜福岡小１殺害＞女子トイレで襲う？　弘輝君の足跡複数発見

　この事件については情報が錯綜しており、ＧＰＳ携帯が発見された位置などから、トイレの裏側数十メートルの山林内が犯行場所と推測されてもいた。だが、この情報などに照らすと、
①　女子トイレ内に弘輝君の足跡がある
②　トイレ周辺では彼の足跡は発見されていない
ということから、犯人は、生きている弘輝君を抱っこして女子トイレまで移動させ、犯行に及んだと考えられる。ただ、他方でＧＰＳ携帯の問題は残るので、複数犯の可能性が否定できない。
　いずれにせよ、犯人たりうる人物がかなり絞られていることは確かなようである。

組織との同一化

　バーディーが新入社員時代、会社の付近を散歩していると、たまたま高校時代の同級生に出くわした。その相手は簡単な挨拶が済むとすかさず、「●●物産」と書かれた名刺を渡し、そそくさと立ち去った。このすばやい一連の動きにバーディーはあっけにとられたが、後で同じ業界の友人に聞いてみたところ、「あの会社の人間は日本一名刺を他人に渡すのが好きなのだ」とのこと。それほど組織を愛しているのである。
　自分の所属する組織によって自分の価値が定まるというのは異常なことだが、組織に対する愛着に人間を向上させる側面のあることは否定できない。会社を愛する社員は、そうでない社員よりも一生懸命に働くというのは、はよくみられることである。
　組織と同一化したまま一生を終えられるとすれば、それはそれで幸福な人生なのだろうが、これも容易なことではない。

盗聴といたずらメール

同僚に中傷メールも＝盗聴器設置の職員停職に－大阪府

　盗聴マニアというものは、自己満足で終わらず、相手に対して「俺は知ってるぞ」と告げるところまで行くものらしい。
　バーディーも、かつて、意味不明のいたずらメールを受信したことがあるが、その直後、盗聴マニアがあちこちに盗聴器を仕掛けているという事実が判明した。まさに「壁に耳あり」。

金、金、金

司法試験合格までにかかった費用（私の場合） （落合弁護士のブログ）

　ロースクールだけで４００～５００万円、予備校に通えばさらに１００万円以上かかるというお話。驚いたのは「修習予備校」なるものもあるということ。もちろんこれもタダでは通えない。結局７００～８００万円程度は予算としてみておくべきということか。
　ちなみに、バーディーは、ロースクールに在籍しながら現行試験の勉強をしていたので、クラスメートよりも投資金額は多い（はず）。ロースクール（２年間）の学費・教材代が約２５０万円（国立なので安い）、予備校の教材・模試等の費用が感覚で１００万円弱といった按配。
　こうした情況だと、落合先生が指摘するとおり、弁護士になってからも拝金主義を改めない人間が増えてくるのかもしれない。