理念

　あるコンサルタントによると、事務所の「理念」をホームページの冒頭に掲げている弁護士事務所が多いものの、そんな事務所にはネット経由での依頼はまずないというとのことである。
　これは、依頼者の立場になってみればすぐわかることで、例えば、離婚を考えている主婦ならば、「離婚　弁護士」などというキーワードで検索するわけであり、そうすると、冒頭のページに「離婚に強い弁護士」などという記載のある事務所がヒットする一方で、「弱者の味方」などという記載しかない事務所はスルーされることとなる。また、仮にページを開いたとしても、おそらく依頼まではしないこととなる。
　「理念」はひそかに抱いているべきものなのだろう。

弁護過誤

　離婚した相手が養育料を支払ってくれないという事案の法律相談で、初回の担当弁護士（私より５期くらい若い）が「裁判をすることになるが、その前に内容証明を出したらどうか」というアドバイスをしていて、２回目の担当が私になった。
　１回目と２回目との相談の間になぜか４カ月近い間隔があり、その間も養育料は一部支払われていなかったため、私は早急に調停を申し立てることを提案し、最終的には調停が成立した。
　ここで問題なのは、初回の担当弁護士が誤った指示をした点にある。いきなり「裁判」を起こせるという発言が間違っていることはもちろん（養育料は通常訴訟の対象ではなく、審判事項である。）、「内容証明」などという悠長な助言をしたため、調停申立て前の延滞分が取れなくなってしまったのである。
　おそらく、最近では、このような弁護過誤は頻繁に起きていると思う。

深海のロマン

NHK取材班 イカに続く大快挙…“巨大深海ザメ”撮った！
　メガマウスの標本を見たことがあったものの、生きて泳ぐ姿を見たのは初めて。意外に人間をおそれないようだ。
　チャンネルを変えると、今度はソロモン流で、「イルカと泳ぐ」をやっていた。
　こんな調子だから、夢の中にサメが出てきた。

天災

関東から東北、各地で局地豪雨…浸水・停電も
「ＮＥＷＳ」野外コンサートで客７５人が体調不良、過呼吸などで７人搬送　秩父宮ラグビー場
　昨夜、私は外出する用事があったのだが、雷鳴を聞いてとりやめた。すると、案の定、数分後に豪雨が降りだした。
　最近の雨は、「天災」といっていいくらい被害が大きい。

名誉毀損？

超大物シンガー　深刻な薬物中毒
　さすが東スポという感じの記事。このところ、ネットを騒がせているようだ。
　記事をみると、ほぼ１人の人物が該当しそうだが、断定まではできない。きわどいところで名誉毀損は免れているようだ。

何が重要か

　学生時代、三井誠先生が、「令状の『発付』を『発布』と書いている答案を見ると、零点をつけたくなる」と言っていたという話を聞いたが、この話を刑事弁護のベテランにぶつけてみた。
　すると、その弁護士は、「そんな些細なところは重要ではない。そこで間違っても、弁護人としての資質に欠けるということにはならない」という回答だった。ちなみに、その弁護士に「裁判所」と「裁判官」との違いを尋ねてみたが、あいまいな回答しか返ってこなかった。安富潔先生によると、この違いを知らないような法学部生はけしからんという話だったのだが。
　さて、何が言いたいかというと、学者と実務家とでは、「何が重要か」という基準がまるで違うということである。特に、刑事弁護の世界では、理屈よりも反射神経の鋭さが問われる部分があり、些細なところにこだわっていると、依頼者に不利益を与えかねないことがある。

ギャラ格差

＜ウルトラセブン＞モロボシ・ダン当時のギャラでぼやく　アンヌ隊員の3分の1以下
　確かに、ダン役の森次晃嗣さんは、かぶり物をかぶって熱演するわけではないし、当時も売れっ子というわけではなかったようだから、ギャラが安いのかもしれない。
　セブンのかぶり物をかぶって演じている人のギャラはどれくらいなのだろうか。

敗者には耳を傾ける

　民事裁判では、一見して成り立ちそうもない主張を展開している当事者に対して、裁判所が、「さらに主張立証を尽くして下さい」と促すことがときどきある。弁護士になりたてのとき、これがどういう意味を持つのか先輩に聞いてみたところ、「ふつうは、負ける者から後でいちゃもんをつけられないように、今のうちに言いたいことを全部言わせておくという意味のことが多い」との回答だった。判決は、実際、そのとおりになった。
　要するに、「敗者には耳を傾ける」ということなのだ。
　ちなみに、これとは逆に、既に主張・立証が十分で、勝訴確実の当事者に対しては、新たな主張・証拠の提出について、裁判所は抑制する姿勢をみせることがある。
　

楽園の対価

ザ・シギラ　南西楽園
　スイートが１泊８４０，０００円とは！！！。

ランク外

米口コミサイトの「行ってよかった日本の城２０１３」兵庫・朝来市の竹田城跡が５位にランクイン、姫路城は１１位
　留学先の友人から「忍者はどれくらい強いのか？」という質問を受けたことがある。江戸時代の日本を興味深いと感じるアメリカ人は結構いるようだ。
　城のランキングはおおむね納得だが、江戸城跡が入っていない。