Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

世代間格差

2006年11月30日 22時58分15秒 | Weblog
 ディープインパクトが昨年の有馬記念で1歳年上のハーツクライにアッサリと実力で敗れたとき、バーディーは、この世代間格差は大きいなあと感じたものだ。ひょっとすると、ディープインパクトの世代は、もっと強い馬は故障などで引退しているのかもしれないのである。
 さて、同じことが修習生にもいえるようだ。あまり歓迎すべきことではないのだが、59期と60期との間には、歴然たる実力の差が存在するらしい。
60期生は59期生と比べて格段にレベルが落ちるという巷(司法研修所教官室)の評価
 ・・・このブログによれば、こうした評価が司法研修所教官室の間で広まっているらしい。うすうす感じてはいたのだが・・・。
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只管朗読(しかんろうどく)

2006年11月30日 07時39分39秒 | Weblog
 英語の達人、国弘正雄氏の提唱する英語の学習法であり、禅宗の「只管打座」(ひたすら座禅を組むこと)になぞらえて、これを「只管朗読」と呼ぶ。
 テキストは、中学校レベルのリーディングの教科書である。これを「声を出して」ひたすら読むことにより、英語のリズムを体に覚えこませる。野球選手が素振りやキャッチボールを繰り返すように、英語の朗読を繰り返すのである。
 思うに、言葉は常に「音声」である。しかも、全ての言葉は、何らかの事物の隠喩であり、かつ、一定のリズムをもったオノマトペである。そして、アナトール・フランスの指摘によれば、
人間は、言葉で以って思考する、センシュアルな存在なのである。
 バーディーは、もっと早くこの勉強法を発見すればよかったと後悔している。
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被告人いろいろ

2006年11月29日 23時50分53秒 | Weblog
 模擬裁判傍聴の合間に、自分が冒頭陳述と論告を起案した刑事裁判を傍聴する。
 業務上過失致死の事案だったが、現実の裁判と模擬裁判とのギャップに唖然とする。
 遺族が意見陳述を行い、その最中にむせび泣く。被告人も被告人で、鎮痛な面持ちで、蚊の鳴くような声でしゃべる。反省していることは十分窺える。被告人に家族はなく、今回の事故で会社も解雇された。仮に社会復帰したとしても、どうやって生活していくのだろうか、そんな心配をしたりもする。
 交通事故はさほどに痛ましい。たとえ適正な刑事処分がなされたとしても、みなが不幸になるのである。しかも、一般人も車を運転する人は多いのだから、決して他人ごとではない。
 裁判官から「鬼畜の所業」と断罪される被告人もいれば、反省の余り自殺しかねないような哀れな被告人もいる。本当に、人間はさまざまである。
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小さくて、よい、完全なもの

2006年11月28日 22時48分59秒 | Weblog
朱色の実、出番すぐ センリョウ収穫本格化/霧島

小さくて、よい、完全なものの数々を、あなたがたの身のまわりに置くがよい。金色に成熟したその姿は、心を癒してくれる。完全なものは、希望を持つことを我々に教える。(「ツァラトゥストラ」手塚富雄訳)

 手塚先生は、花一輪、貝殻一個をその例として挙げるが、バーディーとしては、「金色に成熟した姿」といえば、センリョウを想起するのである。
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混雑、混雑

2006年11月27日 22時54分52秒 | Weblog
 本日、日本で始めてロースクールを卒業して新司法試験に合格した司法修習生の入所式が執り行われた。その数は約1000人!われわれ旧60期修習生とあわせれば、その数は約2500人となる。

新司法試験組どっと、現場悲鳴 法廷に座る場所もなく
 今年初実施された新司法試験に通った約1000人が27日、司法研修所(埼玉県)で司法修習を始める。まもなく裁判、検察、弁護の実務修習のため全国に散るが、旧試験組がすでに修習中で、受け入れる司法の現場はかつてない混雑に。法廷や庁内の修習生のスペース確保が難しく、準備を迫られている。

 今次の司法制度改革に共通しているのは、「とりあえず新制度をスタートさせよう」ということであった。日本における従来の改革は、いつも遅々として進まないものであったが、法曹界だけは例外のようだ。現場の人間としては、応急処置的な対応を余儀なくされるが、こうしたショック療法にもよいところがあるかもしれない。
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民法基本書考

2006年11月27日 22時48分46秒 | Weblog
 最近の日課は、民法の基本書を精読することである。「精読」であるから、あまりたくさんのページを読むことはできない。目下、我妻先生の「債権総論」に取り組んでいるが、改めて、その奥の深さに驚かされる。
 その傍らに置くのは、平井宜雄先生の「債権総論」と原田慶吉先生の「ローマ法」である。これらと読み比べることにより、我妻先生の偉大さとその限界を思い知るのである。
 ここで、我妻先生の「限界」とは、知る人ぞ知る、日本民法を「テキスト(沿革)に即して解釈するのではなく、ドイツ民法学の通説に拠って解釈する」ことを意味する。これは、久しく平井先生らが指摘してきたことである。例えば、イギリス民法に倣った416条を、ドイツ民法流に、相当因果関係理論で説明する、などなど。
 それにしても、我妻先生は、あの時代に、要件事実論についてかなりの知識を持っていたと思われる。ローゼンベルクの「証明責任論」くらいは読んでおられたであろう。
 あー、超人だよ、我妻先生!
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ミニ核兵器:ポロニウム210(その2)

2006年11月27日 07時52分30秒 | Weblog
A Rare Material and a Surprising Weapon (ニューヨーク・タイムズ)
 Burial should be safe, Dr. Cantrell said, because the ground would contain the alpha particles; but cremation might theoretically be dangerous because it could disperse the polonium back into the air.
(カントレル医師は言う。土葬は安全になしうる。なぜなら、土壌はアルファ分子を吸収できるからである。だが、火葬は理論的には危険かもしれない。ポロニウムを空中に飛散させてしまいかねないからである。)

 ちなみに、リトビネンコ氏の検視は、検視官が放射能を被爆しかねないという理由で、いまだになされていない。
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ノキ弁、タク弁

2006年11月26日 20時56分44秒 | Weblog
弁護士激増
 昔から,弁護士の呼び方については, 「ブル弁」(=ブルジョア弁護士=儲かっている弁護士), 「ロウ弁」(=労働事件をやる弁護士=あまり儲からない弁護士を指す),「ボス弁」(=経営弁護士=親方的な弁護士),「パー弁」(=経営パートナー弁護士=ボス弁の現代語訳),「イソ弁」(=居候弁護士=親方の下で勉強している弁護士),「アソ弁」(=アソシエイト弁護士=イソ弁の現代語訳),などというのがポピュラーでした。そこにあって,「ノキ弁」とは何ぞや。「ノキ弁」(=軒先だけを借りる弁護士=給料無しで事務所に名前だけを加えてもらう弁護士)。

 しかし,バーディーの修習地ではすでに自宅で弁護士を開業し,仕事は他の事務所からもらってくるという「タク弁」がチラホラ出ている。
 因みに,ドイツやイタリアでは、法曹資格を持ったタクシー運転手が多数いるらしいが、これとは違う。あえて呼称をつけるなら,「弁タク」か。
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民法風土記

2006年11月26日 16時25分25秒 | Weblog
 中川善之助先生の「民法風土記」(写真)は、一話一話が完結しており、かつ短いので、電車やバスの中で読む本に好適である。
 だが、いずれも悲しい物語ばかり。日本の歴史は、人身売買や農民の苦悩の歴史といってよい。古来から伝わる童謡に物悲しいメロディーのものが多いのは、この本を読めば納得できる。
 日本の本質は、「簡素と哀愁」、「わびとさび」なのかな、と思う。
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ミニ核兵器:ポロ二ウム210

2006年11月26日 00時21分48秒 | Weblog
ロシアの元スパイが何者かによって暗殺された。しかも、暗殺に用いられた兵器(毒物?)はポロ二ウム210という核物質の疑いが強い。
英防諜機関も捜査開始 元スパイ毒殺事件 露に情報提供を要請
 【ロンドン=蔭山実】ロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が亡命先の英国で毒殺された事件で、英政府は24日、同氏が放射性物質を盛られた可能性が強まったのを受け、「コブラ」と呼ばれる国家有事に対応する担当閣僚らによる緊急治安会議を開き、対応を検討した。会議を受けて、ロシア政府に捜査に関連するあらゆる情報を提供するよう要請、同事件は外交問題に発展した。同氏からは放射性物質のポロニウム210が検出されており、同氏が同物質を飲まされた後にいた場所に、体内から放出された放射性物質が残っていたことになる。

U.K. police probe ex-KGB spy's poisoning death
(こちらはNBC、ビデオ付)
 
 ・・・ともあれ、先日のジャーナリスト暗殺事との関連が指摘されているようである。ロシアがなんだかよからぬ方向に向かっているのは間違いない。
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