大学1年で司法試験合格 ガリ勉なの? 慶応大生の意外な素顔 20歳で弁護士もありうる?「進路は…」
「司法試験の勉強は、いつごろ始めたのでしょうか。
高校進学とともに本格化させました。司法試験の予備試験を初めて受けたのは、高校1年生の5月です。勉強開始直後の無謀な挑戦ではありましたが、結果的にこの時の失敗が後のモチベーションにつながりました。」
「ーー勉強方法は?
Web受講をしていた塾のテキストのみを使用し、とにかくそれを反復して理解、記憶しました。そのほかには、実際の試験の過去問を用いてアウトプットの訓練をしました。」
19歳で司法試験に合格とは驚くしかないが、どうやら、中学時代から法律家になるための勉強をしていたようである。
だが、いきなり専門人になるのというのもどうだろうか?
高校生・大学生なら体力づくりは大事だし、法律学の基礎にあるリベラル・アーツ、特に語学力が不足してしまうかもしれない。
また、我妻先生や団藤・平野両先生の著作に触れる機会もなかったようだから、法律学の美果を味わう機会を失ったのかもしれない。
その反面、試験合格が最終目標になるような、本末転倒の発想とは無縁だから、新しいものを生み出すことができるのかもしれない。
いろいろな意味で楽しみである。