米国の衰退から学ぶ、ショッピングモール再生
「実は2016年は、米国で初めてショッピングモールが誕生してから、ちょうど60周年の記念すべき年である。
だが60年経ったいま、米国のショッピングモールにかつてのような輝きはない。客足が減って「デッドモール」と呼ばれる廃墟が目立つようにもなってきた。一方で近年、ショッピングモールの再生に向けた動きが見られるようになってきている。」
15年ほど前、アメリカでは至るところにショッピング・モールがあり、週末になれば買い物や映画鑑賞を楽しむ客でごった返す光景がみられた。ところが、その光景は、10年ちょっとで様変わりしてしまった。
衣料品などに金をかける消費者が減ったのである。また、この記事には出ていないが、「実践ビジネス英語」(2015年11月号)によれば、いわゆる「
カテゴリーキラー」の登場とオンラインショッピングの流行の影響が大きいということである。
だが、アリゾナ、ネヴァダ、ニューメキシコやテキサスなどの、いわゆるサンベルト地帯では、依然としてモールの重要性は大きいと思う、なにしろ、買い物に行くにも、車で30分~1時間かけないと店にたどり着けないようなところに住む人が多いのだから。