Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

速記と反訳

2017年08月31日 08時23分23秒 | Weblog
裁判所速記官制度に関する意見書(栃木県弁護士会)
 「録音反訳外部委託方式には、速記録方式に比較して幾多の弱点があると言わざるを得ない。
 まず、反訳の技術的正確性が将来にわたって担保されるかどうか未知数である。発言者の方言や発言の特徴などへの対応性について速記録に劣ると思われる。身振りを伴う証言等について適切に再現できるかどうか疑問である。指示代名詞や書証・図面を示したやりとりでは、尋問技術の巧拙に調書の出来が左右されるおそれがある。適切な調書を作成するために書証等をコピーして調書作成側に渡す必要性も考えられるが、それら記録の管理が適切になされるかどうか、の問題もある。調書の再現性をめぐって、外部業者と書記官の間で調整をする必要があり、書記官の事務負担が多大となるおそれが強い。録音反訳業者に秘密保持を期待できるかどうかの問題がある。調書作成のスピードは明らかに速記録の方が速い。」

 尋問調書の中には、明らかな誤字(特に固有名詞)や意味不明の言い回しなどが含まれており、首をかしげるものもある。こうしたものは、おそらく民間の録音反訳業者が行ったものなのだろう。
 これに対して、速記録方式の場合、こうした欠陥はまず見当たらない。速記者自身が尋問に立ち会っている裁判所の職員だからである。
 もっとも、栃木県弁護士愛の意見を採用するのは難しい。人員を増やすことはまず無理だろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思い出せない謎

2017年08月30日 07時48分49秒 | Weblog
イタリア映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」に永井豪、水木一郎が太鼓判
 「マイネッティ監督は「映画が日本で公開されるのは光栄」と喜びを語り、「日本のアニメを子供のころから見ていて、自分たちのものと感じていました。いま40歳の私たちの世代がスーパーヒーローとして思い浮かべるのは、バットマンやスパイダーマンではなく、マジンガーZ、グレンダイザー、ジーグでした」と話した。」

 イタリアで「鋼鉄ジーグ」が大人気だったとは。
 確かに、YouTubeでは、沢山のバージョンの主題歌(イタリア語版)を聴くことができる。
 私は再放送世代で、小学生時代に朝6時くらいに起きて観ていた。おそらく全話観ているはずだが、主人公の体内に埋め込まれた「銅鐸の謎」が思い出せない。そうなると、見直したくなってくる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泳ぐ宝石

2017年08月29日 08時18分39秒 | Weblog
“泳ぐ宝石”にアジアが熱い視線
 「タイでの取材を通じて印象深かったことの1つに、現地の愛好家たちがニシキゴイを飼育する魅力について、「心を込め、努力と工夫を重ねて育てることで、コイがより美しくなる」と口をそろえて語っていたことです。 日本では景気の回復を実感できないとか、閉塞感を感じるといった声が聞かれる一方、経済成長が続く東南アジアの富裕層たちの心の中には、「勤勉さによって、もっともっと明るい将来を手に入れられる」という、前向きな思いをニシキゴイに投影しているのではないかと感じました。」

 国内は、マンション住まいの人の増加などでニシキゴイ市場は縮小しているというのに、東南アジアの富裕層の間では人気なのだそうだ。
 「家の池で泳ぐ鯉」といえば、かつての日本では富の象徴だったが、今やタワーマンションに住むことが、金持ちの目標になってしまった。そうすると、マンションでも飼える高級な犬猫の市場が伸びているということかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風テラス

2017年08月28日 07時57分20秒 | Weblog
「風テラス」(風俗ではたらく人のための無料生活・法律相談サービス)

  運営している坂爪真吾氏は、「風俗の世界に困っている女性が大勢いるというのは昔から分かっていたことで、福祉がそこに行かなかったというのは怠慢だったのではないかと。」と指摘する(「新潮45(9月号)」p62)。
 そういえば、歌舞伎などにも「身請け」の話が出てくるし、昔から社会問題だったのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Dの力

2017年08月27日 09時22分55秒 | Weblog
「病気を遠ざける!1日1回日光浴」

 「ビタミンD」といえば、たいていの人は、「カルシウム代謝と骨代謝に必須の栄養素」というくらいの知識しかないと思われるが、この本を読むと実に目からウロコがはがれる思いである。
 ビタミンDは、日光を浴びることによっても生成されるものであり、ホルモンの一種と考える方が適切であることを、著者は指摘する。「日光ホルモン」という別称もある(p6)。
 アメリカでは、がんや心臓病の予防だけでなく、アレルギーの改善にも効果のあるビタミンとして注目されているそうである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予算と決算

2017年08月26日 07時58分59秒 | Weblog
オーナー29人、レオパレスを提訴「建物の修繕不十分」
 「訴状などによると、オーナーは毎月、修繕費として家賃収入の平均7・2%を同社に払っている。同社は塗り替えや交換の目安として、屋根は10年、クロスは4~5年、カーペットは3~4年などと文書で示しているが、オーナーのアパートの大半は築10年を超えるものの、屋根を塗り替えた物件はゼロ。また、調べた限り、目安通りにクロスやカーペットが全面張り替えされた部屋はないという。」

 この記事からすると、「修繕費」というのは「修繕費見込み額」であり、要するに予算ということのようである。それが家賃の7.2パーセントというのは、直感的に高すぎると思うし、私であれば契約時に疑問を抱く。まず「7.2%」の根拠を問うべきだろう。
 きちんと「決算」を行ったオーナー側は賢明だと思うが、そうでないケースも多いと思われる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弾劾証拠

2017年08月25日 08時00分10秒 | Weblog
【森友学園】佐川国税庁長官の国会答弁を覆す音声データ完全公開!
 「この音声データには、池田統括官による「できるだけ早く価格を提示させていただいて」と言う発言や「その分(前年度に森友学園に対して国が支払った有益費=1億3千万)ぐらいは少なくとも売却価格がでてくると」と発言する様子が収められているという。これも、佐川理財局長(当時)による「財務省がわから値段についての提示をしたことはない」との国会答弁を完全に覆す内容だ。もしこの音声データが3月時点で発見されていれば、佐川理財局長の国会証人喚問や罷免は免れなかっただろう。」

 訴訟では、尋問後にその供述・証言内容と矛盾する証拠を提出することがあり、これを弾劾証拠と呼んでいるわけだが、国会での証人喚問直後ではなく、今頃になってこの音声データが出てきたというのは不思議である。
 「埋もれていた」という可能性も否定できないが、何らかの理由で籠池氏サイドや報道機関が公開を控えていたということが考えられる。もっとも、事態の流れからすると、弾劾証拠として用いるするためにあえて隠しておいたという可能性は低いだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

有用性

2017年08月24日 07時52分17秒 | Weblog
火事から救出の子豚たち ソーセージとなって助けた消防士たちに
 「ウィルトシャーのミルトン・リルボーンで今年2月、レイチェル・リバースさんの農場の納屋で火事が発生し、わら60トンが燃えた。納屋にいた雌豚2匹と子豚18匹は、地元ピュージーの消防士たちに救出された。
 それから半年たった今月、リバースさんは豚たちを食肉として処理し、ソーセージに加工して、消防署にプレゼントとして送り届けた。」

 何とも言えない後味の悪いニュース。
 動物の命すら「有用性」の観点からしかみない立場からすれば、火事で死ぬより食肉となって人間に貢献する方がベターということになるのかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

反御用学者

2017年08月23日 07時48分53秒 | Weblog
森友文書廃棄は違法~佐川氏の罷免求め署名
 「森友学園をめぐる問題で東京の市民グループが当時の財務省理財局長だった佐川国税庁長官の罷免を求める約1万人分の署名を麻生財務相に提出した。
 提出したのは東京大学の醍醐聰名誉教授を中心とする市民グループ。森友問題で財務省は、8億円の値引きをめぐる交渉記録は売買契約が成立した時点で事案が終了したため廃棄したとしている。」

 「市民グループ」とはいうものの、元東大教授が中心のグループであり、「市民」という言葉にはやや違和感を覚える。
 御用学者ばかりというのもバランスが悪いし、例えば現役の行政法学者などは発言もしづらいだろうから、こういう「反御用学者」がいてもいいとは思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

部下を傷つける

2017年08月22日 07時52分32秒 | Weblog
部下を知らぬ間に傷つける上司のNG言動
 「ひとつ目は、「我が身を省みない」です。たとえば、自分のことを棚に上げて、「人の気持ちを読め!!」と大声で部下を叱りつけるのは、まさに部下の気持ちが読めない上司です。」

 「コピーの無駄遣いだ!」と部下を30秒間叱る上司のたとえを見て、ふと過去の上司を思い出してしまった。
 ここに挙げられた「NG」を実践している管理職は多いはずだ。
 私自身は、「人の心を傷つける職業」を避けてきたつもりなのだが、会社勤めの管理職で、部下の心を(知らず知らずのうちにでも)傷つけてしまっている人が多いことに驚く。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする