第3537回などで取り上げたパリのレンタル自転車システム「ヴェリブ」には及びませんが、第3639回で取り上げた東京・丸の内のオフィス街での実験よりは規模の大きなシステムが日本でも始まるそうです。
30分以内なら無料! 3/20スタートの「シクロシティ富山」、遂に詳細が明らかに!
日本初の「ヴェリブ」型コミュニティサイクルが、いよいよ3月20日から富山県富山市でスタートする。その名を「シクロシティ富山」。先頃、遂にその詳細が明らかとなったのでお伝えしよう。
「シクロシティ富山」は、富山市内中心部に15箇所、約300m間隔で設けられた貸出・返却ステーションに150台の自転車を配置。ステーションは駅や公共施設の近くに設置され、利用者はICカードを使って24時間いつでも自由に自転車を借りることができ、しかも使用後はどのステーションに返却してもよい。
利用料金は30分までが無料で、31分~60分までが200円。それ以降は30分ごとに500円が発生する。つまり早く返却するほどお得なシステムだ。
利用するにはウェブサイトでの事前登録が必要となる。市内を走るトラム(路面電車)「富山ライトレール」などで使えるIC乗車カード「パスカ」を使用する場合は基本料金として毎月500円を支払う(3月1日から19日までに登録を済ませると、初年度に限り250円/月)。また、短期利用向けの「7日パス」の基本料金は1000円で、いずれもクレジットカードで決済する。
第2435回でも書いた路面電車で頑張っている富山市が、今度はレンタル自転車にも取り組むんですね。地方都市のこれから目指すべき方向に向かって先陣を切ってがんばっているというところです。
これから、まずは日本中の県庁所在地がこうしたシステムを積極的に採用して行って欲しいものです。石油の枯渇が避けられないのであるからには一日も早く取り掛かるべきであり、それしか日本が生き残る道は無いはずです。
富山市には是非頑張って日本中の都市から目標にされるような素晴らしい街づくりに成功してもらいたいものです。
期待しています!