我が家の太陽光発電でも書いたように3月に入って、何とも変な天候が続いています。雨の後は強風と黄砂、間で1日ちょっと晴れたと思ったらそれから3日連続の雨で発電量は設置以来の最低と思われる3日間毎日1kWhという悲惨な状況です。
これでは折角の固定価格買取制度も役に立ちません。と思っていたらちょっと複雑な思いになる記事がありました。
毎日jpより
再生可能エネルギー:全量買い取り、家庭負担は月最大522円--10年後の試算
経済産業省のプロジェクトチームは24日、太陽光や風力などすべての再生可能エネルギーを全量、電力会社が買い取る制度を導入した場合、制度導入10年後の標準家庭(月300キロワット時使用)の負担額は月最大522円になるとの試算結果を発表した。
買い取りにかかる資金は国民が負担することになる。対象は、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスの五つを基本とし、4パターンを設定して試算した。試算によると各家庭の月最大負担額は、(1)「五つ以外に新たに実用化された再生可能エネルギーも全量買い取る」=522円(2)「五つのエネルギーを全量買い取る」=288円(3)(2)で住宅用太陽光発電は家庭で余った分だけ買い取る=204円(4)(3)でエネルギーごとに買い取り価格を変える=159円--だった。
全量買い取り制度は民主党が昨年の衆院選のマニフェスト(政権公約)に掲げ、今月閣議決定された地球温暖化対策基本法案にも盛りこまれた。経産省は、4~5月にこの試算についての説明会を全国で開き、関係団体にも意見を聞いたうえで制度を最終決定する方針。【柳原美砂子】毎日新聞 2010年3月24日 東京夕刊
確かに全量買取はありがたいのですが、やたらに高くなっても困り者です。いっそのこと、国民に全部負担させるのじゃなく国と電力会社にも負担してもらうのはどうでしょうか。
特に、国や自治体による設置時の補助金はなくして、それは買い取り価格に回した方が良いのじゃないでしょうか。
早急に再生可能エネルギーに変換する事は必要ですが、あまりに家庭に負担が多くなるのも考えものです。その動きはドイツでも買い取り価格の削減という動きとなっています。何事も過ぎたるは及ばざる如しです。
難しい所ですね!