団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★未知のステージに入ったアジア外交

2020年10月13日 | 日本再生

 

西村眞悟さんの興味深い投稿を宮崎さんが紹介してくれています。何時もながら目から鱗の歴史を書いてくれています。
  何と、周恩来がインドネシアでクーデターを起こさせたのだそうです。こんなこと全く知りませんでした。
  そのクーデターを鎮圧したのがスハルトだったのだそうです。彼が、元の日本人上司に「教官殿、私は大統領になりました」と電話で報告したという話も感動ものです。

  やはり、日本人は完全に違った人種になってしまったようです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より  令和2年(2020)10月9日(金曜日) 通巻第6665号 

  西村眞悟の時事通信 

 未知のステージに入ったアジア外交

 世界、特に東アジアが、未知のステージに入りつつある今、十月六日、東京に、中共と激しく対立し始めたアメリカ、オースト ラリアそしてインドの外相が飛来して、日米豪印外相会合が開かれた。
 明らかに、南シナ海に軍事基地を造成して同海を「中共の海」とし、香港の自由を抑圧し、台湾を軍事併合する意思を露骨に顕 し、我が国の尖閣諸島を奪って東シナ海を「中共の海」としようとしている覇権膨張主義を強める中共に対して、自由と民主主義 を理念とする日米豪印諸国の結束を示す為だ。
 これで、新しく発足した菅義偉内閣が、やっと!「国家の内閣」になった。これまでの約一ヶ月間、マスコミに表れた識者や財 界や政界の、菅新首相の任務に関するコメントは、曰く、安倍路線の継承、曰く、武漢ウイルス禍の克服と経済の回復という注文 がめだった。
 やれやれ、何だこれは、まるで商店街の新会長に対する注文と同じではないかと思っていた次第だ。つまり風邪にかからないよ うにして、大いに儲けましょう、でっか。
これでは、日本は危うい。冒頭に記したように世界は未知のステージに入りつつあるからだ。つまり今は、八年間近く安倍内閣が 乗っかっていた「状況」とは違うのだ。今、習近平を国賓として招くことに決めた、と発表できるか?!今、プーチンをウラジー ミルと呼んで会談したら、何時まで騙されとるのか、アホか、バカか、もうやめろと言われる。

 従って、菅内閣が、安倍路線の継承をするのもいい、しかし、次の安倍さんの「やりたいけど、できなかったこと」を継承して はダメだ。「靖國神社に参拝したいけど、できなかったこと」「習近平の国賓を取り消したいけど、できなかったこと」「自衛隊 を出動させて尖閣を守りたいけど、できなかったこと」「自衛隊により拉致被害者を奪還したいけど、できなかったこと」。そし て、「トランプのように中共は敵だと言いたいけど、言えなかったこと」を、継承してはダメだ。

 日米豪印外相会合で、豪は中共と明確な対立状態にあり、印は中共と国境地域で死者が出る軍事的衝突状況にあり、米はポンペ オ国務長官が明確に中共を非難したのに、我が国官房長官に、「特定の國を念頭においたのではない」などと述べさせてはだめ だ。
肝心なことは言わないのが中共様の覚えもめでたく出世する方便と言わんばかりの官僚的処世術ではないか。これでは、シナウイ ルス禍の中、わざわざ日本に飛んできた他の三人の外相は、何をしに来たのか分からなくなり、虚仮にされたも同然ではないか。
 こういう姿勢は、国を狂わす。

 我が国は東アジアに位置し、日米豪印外相会合は東アジアの中共の覇権拡大を抑止する会同であるのだから、我が国は、国策とし て積極的にこの連合の充実拡大に向けて動くときだ。これが菅内閣の任務であろうと思う。我が国の真南五千キロの赤道下に東西 五千キロに及ぶ群島国家インドネシアが横たわっている。

 一九六五年九月三十日、中共の周恩来は、東南アジア第一の勢力になったインドネシア共産党に軍事クーデターを起こさせた。 クーデター軍は、アフマド・ヤニ陸軍司令官ら六名の軍幹部を殺害しアブドラ・ナスチオン参謀総長を襲撃して取り逃がしたが大 統領官邸を占拠した。共産クーデターは、成功寸前であった。翌十月一日の中共建国記念日に、周恩来は、天安門でインドネシア 共産クーデター成功を伝えるつもりだったのであろう。

 しかし四十二歳のスハルト少将は、クーデター軍の制圧に乗り出し、大統領官邸と首都ジャカルタから共産党軍を追い出し、以 後全国の掃討作戦に成功する。これを9・30事件という。
 単身、共産党軍の立て籠もる大統領官邸に乗り込み、共産軍首脳を恫喝して退去させたアントン中佐と親友だったトアン(オヤ ジ)と呼ばれた故中島愼三郎さんは、日本陸軍のインドネシア進駐軍の軍曹でインドネシア語を使う通訳だった。私は中島愼三郎 さんから、現地で、9・30事件の制圧が日本を含むアジアを救ったことを教えてもらった。

  共産軍を制圧したスハルト少将(後の大統領)をはじめとする将校達が、日本軍が創ったインドネシア独立義勇軍(ペタ)で訓練を受けた軍人であることを知っ た。スハルト少将は、大統領になったときに、日本の沼津に帰国していたペタの教官であった土屋大尉に
「教官殿、私は大統領になりました」と電話で報告した。
仮に、インドネシアが共産化すれば、北の中共と南のインドネシアに夾まれたインドシナ半島の諸国は、軒並みドミノ倒しのよう に共産化したであろう。アジアと日本存立の危機であった。
 9・30事件の説明が長くなったが、この歴史を振り返れば、インドネシアという国が日本にとって地政学上如何に大切か分か るであろう。そして、親日的な、
まことに親日的な仏教国ミャンマー(ビルマ)もインドネシアと共に、対中共アジア連合に誘い入れるべき国だ。一九四二年二月 十四日、インドネシアのパレンバン製油所を制圧し、翌十五日、英国の東洋支配の牙城であるシンガポールを陥落させた日本軍 が、ビルマから英軍を追い出し、インドネシアからオランダ軍を追い出しフランス軍の支配するベトナムに進駐したことが、イン ド独立と東南アジア諸国独立につながっていく歴史を見直せば、これからの我が国のアジア戦略は掌中に入る。

 安倍内閣の時代は、中共とロシアの首脳との親密さを個人的にアピールしたが、これからの我が国のアジア外交の展開は、アジア 諸民族の独立と日本民族の関わりという重厚な民族同士の歴史的絆に基づくものでありたい。 (にしむらしんご氏は元衆議院議員) 

  やはり、正しい国家観と歴史観を持って、先人のとてつもない仕事を引き継ぐ気概が必要です。
  今は、日本人と名乗るのが恥ずかしい。早く胸を張って私は日本人ですと言えるようになりたいものです。なれるでしょうか。


★経団連、少子化対策で提言 オンライン婚活の活用も

2020年10月13日 | 日本的経営の崩壊

 経団連がまたまた見当違いの提言をしているようです。何と少子化対策としてオンライン婚活だそうです。

  何が原因で少子化が起きているかの自覚が無いのも甚だしい。一番の問題が、経済界が人件費を削る為に竹中平蔵等の進める非正規社員を増やして、若者が結婚できない所得しか得られないようになったということが分かっていないのでしょうか。
  それとも、分かっているが矢面になることを避ける為にこんな姑息な提言をしているのか。 

  経団連は、完全に国民を舐めきっているのでしょう。そんな暇があるのなら、Chinaから企業を撤退させ、国内回帰で非正規社員を正社員にし、給料を上げて、亭主の稼ぎで生活出来ることをやるべきでしょう。そうすれば少子化問題なんて直ぐに解決です。

  そんなことも解らないのか。


★中共を国際犯罪組織に指定する法案

2020年10月13日 | アメリカ

 アメリカはやりだすと徹底的にやるようです。対Chinaで、又しても下院議員が面白い法案を提出したようです。

  何と、Chinaを国際犯罪組織に指定するのだそうです。流石に、これが通るかどうかは解らないようですが、何としても成立させて貰いたいものです。

  それにしても、相変わらず凄いアメリカに比べて日本は平和ボケが過ぎるようです。未だに二階や公明党を切る事もできないのですから。今に日本がアメリカに切られることにならないことを願うしかなさそうです。 


  それにしても、面白くなりそう。


★被害者も被告も憤る 京都・朝鮮学校ヘイト事件の司法判断

2020年10月13日 | 反日売国奴左翼・在日

 ヘイトスピーチ法のきっかけとなった京都・朝鮮学校の事件が最高裁に移る見通しだそうです。
  法廷闘争の何とも長いこと。これを利用して日本の足を引っ張り続けているのが反日売国左翼・在日共でしょう。

  奴等のやりたい放題をこうした行き過ぎたリベラル達が許してきたことが日本が良い様に利用されてきた原因でしょう。
  兎に角、一度、反日売国左翼・在日共を一掃しないことには日本の再生は難しいのじゃないでしょうか。

  原発の裁判もこの一角じゃないでしょうか。やはり、政治家の覚悟が求められるのじゃないでしょうか。
  何もかも手を付けずに放置してきたことが、ここまで反日売国左翼・在日共がやりたい放題で跋扈している原因でしょう。


★パンデミックの災禍で逆に肥った中国の億万長者たち

2020年10月13日 | 中国

 これだけ追い詰められたChinaで、逆に肥ったChinaの億万長者達がいるのだそうです。何ともしたたかな奴等のようです。

  宮崎さんが詳しく書いてくれています。やはりマネーゲームを禁止する「グラス・スティーガル法」を、トランプさんに導入して貰いたいものです。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和2年(2020)10月9日(金曜日) 通巻第6665号  

 パンデミックの災禍で逆に肥った中国の億万長者たち
  新興財閥114名で稼ぎ出したのは1兆6800億ドル

 一月にパンデミック本格化。十月になってもおさまらず米国の死者21万人、インド14万人。インバウンド業界は死にいたる 病。飲食店は廃業が目立つ。失職し、自殺に追い込まれた人も夥しい。

 こんな時に荒稼ぎ?
 引き籠もり、テレワーク、食糧の配達。隔離授業、テレビ会議等々。つまり通信、ゲーム、運搬業が益々業績を伸ばしたことは 明らかである。

 アリババ、テンセント、ネットイーストなど中国の新興企業のめざましいばかりの業績の躍進に助けられ、沈没寸前だった上海 株式市場は、これらの重複上場で、なんとか維持できた。ウォール街から排斥される中国企業が多い状況下、一部の企業は香港と 上海市場に重複上場をやってのけた。

 中国の新興企業、そのCEOらが稼ぎ出したのは1兆6800億ドルとなった。因みに米国の億万長者は10兆2000億ド ル。2010年の中国の其れは2880億ドルだった。

 さらに因みにナイジェリアのGDPは4480億ドル,香港のGDPは3660億ドル。そのうえ、香港財閥は、中国の新興財 閥の躍進に比べると、甚だしく数字が劣り、ランキングに辛うじて残るのは数社のみとなった。
 日本企業? 
 孫正義は借金王。ゴーンが去って、高額所得者はほとんど不在である。

  それにしても、その億万長者達はChinaの崩壊から逃げることが出来るのでしょうか。何ともしたたかな奴等です。
  せめて、孫の崩壊くらいは見たいものです。


★世界一歴史の 古い国の世界一すばらしい国家の成り立ち

2020年10月13日 | 誇れる日本

 日本は歴史が古過ぎて、日本を「ニホン」と読むのか、「ニッポン」と読むのか決まってないそうです。流石日本が嫌いな国民が多いだけのことはあります。
  と言うか、読み方さえ解らない程に古い時代からの国名というのはやはり誇って良いものとも言えそうです。

  何と、その国名も白村江の戦いとも関係あるのだそうです。と言うか、ここでもあの朝鮮半島の人達が関係しているようです。

  ねずさんが詳しく書いてくれています。

  いつものように全文をリンク元で読んでください。

  ねずさんの学ぼう日本より   2020/10 /5

  世界一歴史の 古い国の世界一すばらしい国家の成り立ち

 ・・・略

 日本は、世界一歴史の古い国です。
日本という国号のはじまりは、持統天皇が689年に発せられた飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)です。
ここに最初に「日本」という国号が文字として書かれました。
それより以前は、外国では倭国、我が国では葦原中国(あしはらのなかつくに)、または大倭(おほやまと)と呼ばれています。

 ですから「日本」の読みも、本来はこう書いて「やまと」と読みます。
「やまと」の表記は、「倭(やまと)」であったり、「大和(やまと)」であったり、秋津島(やまと)であったりしましたが、最終 的に持統天皇の御世に、「日本」という表記で確定したわけです。

 このため、いまでも「日本」と書いて「ニホン」と読むのか、「ニッポン」と読むのか確定していません。
結局、どちらの読みも正しいとされています。

 この「日本」という国号が唐の国に伝わり、その後に成立した元の大帝国の時代に、元の首都である大都にやってきたマルコポーロ が、元の言葉で「日=ジツ」、「本=ポング」と発音されていたものを、彼がイタリア語で「ZIPANG」と書き、それがヨーロッ パに伝わって、英語圏では「JAPAN」と訳されました。
7世紀に成立した国号が、現代でも使われているのは、世界でただ一国、日本だけです。・・・中略

 ところが倭国が、百済救援軍を起こして、これに抵抗する。
これは本来なら、あくまで「百済と新羅の戦い」です。
ところが戦っているのは、なぜか日本と唐です。
これはおかしな話です。
 しかも後ろ押しした百済の王子まで、結局、高句麗に逃げてしまう。
これでは戦う意味などありません。
そこで日本は、唐と結んで白村江から全軍を引き上げることにしたところ、その引き上げの当日に新羅がだまし討ちで日本の船に火を 放って日本の将兵1万人が亡くなりました。
これが有名な白村江事件ですが、もう二度と、そんな嘘つきたちと付き合いたくない。

 だから日本は、663年に朝鮮海峡に国境線を敷いたのです。・・・以下略

 


  国境線が敷かれたのも、やはり朝鮮の人達とは付き合ってはならないという考えからとなると、やはり、日本は朝鮮半島とは先人の考え通り付き合いを止めるのが当たり前ということでしょう。

  一日も早く、先人の考えを取り入れるべき。


★変なお辞儀コンスを広める人

2020年10月13日 | 変なお辞儀・コンス

 あのKoreaの変なお辞儀コンスを広めている人達は、本当にそれが正しい日本の礼儀だと信じているのでしょうか。それとも、「日本に住んで日本国籍を持ち、日本語を話すけれど日本人でない者」達か、それとも騙されて信じ込んでいるのでしょうか。

  ツイッターに、そんな人がアップされています。 

  それにしても、未だにこんなのに騙される企業があるんですね。やはり平和ボケ日本企業の危機は深いようです。


★中国全土の「反日記念館」をじっくりと撮影旅行してみた

2020年10月13日 | 中国

 南京の反日記念館は有名ですが、Chinaの嫌らしさは、同じようなものを各地に作っていることのようです。
  お恥ずかしいですが、そんなにあることを知りませんでした。その記念館を巡って写真を撮り本を出版してくれた方がいるようです。何と、筆者は日本多勝一だそうです。冗談がきついですね。

  その本を宮崎さんが書評で取り上げてくれています。宮崎さんも実際に訪問された経験を詳しく書いてくれています。
  それにしても、これだけのことをやられても何の抗議もしない日本政府・自民党の根性の無さには呆れるしかないですね。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より  令和2年(2020)10月5日(月曜日) 通巻第6661号

  書評 

 中国全土の「反日記念館」をじっくりと撮影旅行してみた  
  フェイク写真ばっかりだが、れれっ、本多勝一の写真も撤去されていた

  日本多勝一『中国の旅』(依代之譜)

 最初から抱腹絶倒なのは筆名が洒落ていることだ。
 日本が勝つという寓意が籠められているかのようである。なにしろ嘘八百を並べて中国の代理店となった朝日新聞記者、中 国では今も英雄かとおもうと、或る反日記念館では飾ってあった本多勝一の写真は撤去されているという。
 著者は中国全土の「反日記念館」をじっくりと撮影旅行したのだ。ご苦労様!  
 評者(宮崎)も北京の軍事博物館を、石平氏と観察に行ったとき(十年前は、ふたりして中国を大声で批判しながら北京を 歩いても、なにもなかった)、玄関にミサイル、戦車、戦闘機をどかんと飾って、別の棟へ行くと、中国の過去四千年の戦争 史、なかでも圧巻が、じつは日本軍の兵器なのだ。世界広しと雖も、戦前の帝国陸海軍の兵器をここまで多彩に揃えている歴 史館はない。もちろん、日本にもない。
 北京軍事博物館見学の感想を石平氏がぽつりと言った。
 『要するにこの展示では戦争が悪いとは一言も書いてありませんね』
 さて「日本多」氏、2000年頃から十年ほどかけて、中国全土の反日記念館の主なところを巡回し、撮影を続けてきた。
場所によっては時間間隔をあけて、二回、観察に行った。たとえば平頂山や南京の記念館は新装、改装されて、展示内容にも 変化があった。南京ではアイリス・チャンが中庭に金ぴか像、内部の展示は外国人「ジャーナリスト」の証言のパネル展示ば かりである(かれらが宣教師宣伝隊や、蒋介石に雇われたスパイだったことには一言も触れていない)。

 遼寧省の入り口、大連はもちろん、二百三?地、東鶏冠山、ベトン基地、そして水師営が目的地となる。
東鶏山北保塁が保存され、観光スポットになっている。日本は敵将のコントラチェンコ少将を悼んで、ここに石碑を建てた。
著者は言う。
「敵将をも讃える武士道精神の発露、という国を超えたいい話なのですが、中国の人の考え方は奥が深い。碑の横の説明看板 にはこうああります。『戦後、日本軍はそのだ寛大な度合いと戦功を誇示するため、ここに石碑を建てた』
 じつは評者らも、ここで中国人ガイドと論争になった。敵をもあっぱれと追悼する精神は中国人にないこともわかった。だ からシナの民は靖国神社に魂魄があつまるという鎮魂の儀礼は理解できない。
 評者は訊いた。「ところで日本人の戦死者の墓はどこにありますか?」
 ガイドの目がテンになった。なにしろ墓を暴く人たちが、敵の骨を埋める筈がないではないか。

 ▼「水師営」の会見場は完全なレプリカ、隣の食堂が経営

 水師営は、大正5年に祈念碑が建立されていたが、「昭和二十年、侵攻してきたソ連軍は、石碑はダムに沈め、家屋は破 却、ナツメの木も切り倒してしまった」。
 いま再建されているのは隣のレストランが、日本人観光客を当て込んで再建したものだ。
すべてがレプリカ、弾丸跡も偽物、ナツメの木は高さから見て近年の植林と分かる。『古色から文字のニュアンスに至まで巧 妙に再現している』(9ページ)。
 さらに著者は奥地へ行く。
大連のさきに軍事都市として秘密のベールの蔽われていた旅順が公開されたのは十数年ほど前、評者もまっさきに行ったが、 この旅順には安重根が処刑された刑務所跡地もある。
 奉天(瀋陽)では張作霖爆殺事件現場、「九一八記念館」。瀋陽に近い撫順刑務所跡(ここで日本軍兵士が洗脳され、かの シナの政治宣伝日本支部ともいえる「中帰連」が誕生した)。 
 撫順は露天掘りの石炭の町だが、ここに皇帝溥儀も収監された。その部屋が展示されている。
 新京(長春)には皇居(皇帝溥儀の仮御所)は偽満州国の展示がある。
 中国が必ず「偽満州国」「偽皇居」というのは満州建国を認めない立場だからだ。
「正史」に書いていないことは認めない。なんたって権力を握ったら、歴史を全部改竄し、正統性をとなえるのが「正史」だ から、真実も異論も排斥する。
傑作は「偽軍」である。えっ? 何のこと、係員に説明しても、答えられない。そんな風に教え込まれているからで、つまり 日本と戦ったのは共産党だと言い張る。抗日戦争を戦った主体は蒋介石だったが、そのことは伏せて、国民党軍は「偽軍」と なるわけだ。
 哈爾浜では七三一部隊の『陳列館』があって、出鱈目な人体実験とかの展示がある。あまりに不潔な衛生環境で、疫病対策 を講じていたのが同部隊だったのだが、真実はどうでもよいらしく、共産党の宣伝にひっかかってアジビラを書いたのが森村 誠一だった。
 錦州にも戦役記念館がある。天津にも平津戦役記念館。そして、極めつけ、首都北京には「人民抗日戦争記念館」がある。 しかも、これ日本政府が財政支援したのだ。
 真っ赤な偽物『田中上奏分』が展示され、数々の虐殺写真は、「シナ官憲に処刑された満州匪賊のもの」「シナ兵に殺され た日本人の解剖写真」も、日本軍の仕業とされている。
 すでに中国が『証拠』としてあげた写真がすべて嘘であることは証明されているので、これ以上の説明は、すくなくとも、 このメルマガの愛読者には不要である。
 撮影の旅は南京へと続くが、所謂『南京大虐殺記念館』、評者も昔のものと、新装なって大々的に再開したときと二回、見 学したが、この著者も前後二回、南京へ飛んでその比較をしている。
 驚いたのは雲南省の奥地、インパール作戦で引き揚げる日本軍が戦った拉孟、騰越にまで足を延ばしていることだ。後者二 つも、樋泉克夫氏、高山正之氏らと評者は見学にいった。そのことは他にも書いたので割愛する。
 ともかく中国全土、著者はこまみに歩いて撮影をつづけてきた。本書の根幹をなすのは貴重な写真である。
 評者も、このほかに孫呉、黒河、愛軍記念館から満州里、広州では孫文の臨時政府記念館も行った。錦州戦役記念館だけ は、訪問したときは休館日だった。

 主な内容は次の通り。
 ◆大連/アカシアの大連・鉄路鍋炉安装工程公司・金州城外南山戦跡◆旅順/二〇三高地・東鶏冠山北堡塁・望台砲台・水 師営会見所・旅順監獄・旅順万忠墓
紀念館◆奉天/満洲某重大事件・「九・一八」歴史博物館◆撫順/撫順炭鉱・平頂山殉難同胞遺骨館・撫順戦犯管理所◆新京 特別市/満洲帝国・満洲映画協会
◆哈爾濱/侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館◆錦州/遼瀋戦役記念館◆天津/平津戦役紀念館◆北京/中国人民抗日戦争紀念 館・抗日戦争彫塑公園・中国人民革命軍事博物館・中国空軍航空博物館・北京航空航天大学 北京航空館・北京坦克博物館・中国民兵武器装備陳列館◆上海/上海海軍特別陸戦隊本部・八百壮士英雄抗日事跡陳列室・上海淞滬抗戦紀念館・上海龍華烈士紀 念館◆南京/侵華日軍南京大遇難同胞紀念館・南京渡江勝利記念館・南京神社◆西安/西北工業大学 西安航空館◆騰沖(騰越)/テン緬抗戦博物館
●B5版 表紙込100 ページ・本文モノクロ 1500円
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  それにしても、凄まじい執念です。せめて、この本を世界に配布するくらいのことはやって貰いたいものです。

  最近の菅(スガ)さんの動きをみていると、やる可能性もあるかも。
  

そうであって欲しいものです!