我が家に私より長生きの松が二本あります。物心付いたころから毎日見てきた松ですが、極貧の為に今年から自分で剪定することにしました。
今やネットのお陰で剪定方法も沢山アップされているので、何とかなりそうです。とは言え、生来の面倒臭がりなので、いっそ切り倒そうかとの誘惑に買われます。
それでも、祖父の代から親しんで来たものだけに、簡単に切って良いものかの迷いがあるので、やれるところまでやってみる積もりです。
そんな松についてねずさんがとりあげてくれ、偶然でしょうか昨日取り上げた日本の林業の問題にも触れてくれています。
やはり、昔から受け継がれてきた国産の木材をコスト問題だけで簡単に捨ててしまった林業の失敗は見直すべきでしょう。
何時ものように全文をリンク元で読んでください。
ねずさんの学ぼう日本より 2020/10 /14
松そ雄々しき 人もかくあれ
・・・略
戦後の日本人の多くは、日本人であることを嫌がり、欧米人のようになることが称賛されてきました。
住宅行政も、社会制度も、服装も、生活スタイルも欧米式になることがかっこいいことであるように宣伝されました。
このため、多くの日本人が理想の生活を求めて欧米に渡りました。
けれどその多くが、わずか数年で日本に帰ってきてしまいました。
あるいは住宅用の木材は、国産の木材を使うことが行政によって拒否され、外国からの木材の使用が奨励されました。
ところがそんな外材の多くは、年間の平均湿度が20%に満たないような乾燥した土地で生えた木材でした。
日本は高温多湿の国です。
そのような木材を住宅用に使えば、木材は大喜びで空気中の湿気を吸います。
結果、壁紙の裏側はカビだらけとなり、住む人にアレルギーを引き起こしました。
一方、およそ30年で伐採されて住宅建築用木材とされていた杉は、外材の使用の普及によって森に植えられたままになりました。
日本の杉は、それまで30年で伐採されていましたから、30年経つと生き残りのために猛烈に花粉を飛ばします。
こうして日本では花粉症に罹患する人の割合が、なんと50%を越えるようになりました。
いまや花粉症は国民病や風土病ともいうべき病気ですが、これだけ困っている人がいながら、政府はいまだに花粉症を国家的対策対象 症例としていません。
なぜなら花粉対策と杉の伐採と新たな林業分野の育成が実は一体のものであり、これを行うと外材の輸入が大幅に減少するからだとも いわれています。・・・以下略
やはり、正しい国家観も歴史観も持たない人達に政治や行政を任せると国家を破壊することしかやらないようです。
ここまで、劣化した日本を再生するには、国民の再生が必須です。やはり、全ては教育が握っているようです。
ここに手を付けない限り日本の再生は有り得ないでしょう。