下で、蔡英文さんのお気の毒な祝意を取り上げましたが、世界の首脳にもいろいろあるようです。
祝意を表明していない御三家と宮崎さんが書いてくれています。どこかと思えば、メキシコ・ブラジル・サウジだそうです。
習皇帝・プーチン・金正恩もまだのようです。さて、その腹の内は。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和2年(2020)11月9日(月曜日)弐 通巻第6692号
バイデン当選に祝意を表明していない御三家
習近平に続く高笑いはハメネイ師、プーチンは不気味に沈黙
世界の指導者が競うかのようにバイデンに祝電を送っている状況だが、「法的な決着が付くまでは祝意を示さない」という頑な な態度を明らかにしているのは、ロペス・オブラトル(メキシコ大統領)、ボルソナロ(ブラジル大統領)とサウジアラビアのサ ルマン皇太子である。
習近平に続く高笑いはイランのホメネイ師、韓国は文在寅大統領、マハティール前マレーシア首相あたりだろうか。
しかし最も高笑いしているのは反トランプの策謀を巧妙に続けてきたディープステーツの練習だろう。かれらにとってバイデン は「操り人形」なのだから。
トランプと親しかったが、祝意を表明したのが、イスラエルのネタニヤフ首相、インドのモディ首相、そして比ドゥテルテ大統 領らである。
落胆した順番から言えばトップは台湾の蔡英文総統、秘かに喜びを噛みしめたのは仏マクロンと独メルケル。
かなりの衝撃を受けたと見受けられるのがジョンソン英首相あたりかも。
不気味に沈黙しているのはプーチンと金正恩、アメリカでは暴動を起こそうと準備していた左翼過激派。
さるにもバイデン当選。
「御輿は軽くて莫迦がよい」と誰かがいうと、とうの海部首相は「いいから、いいから」と答えたとか。
それにしても、世界の首脳もこんなことに気を使わなければならないなんて大変ですね。
全くバイデンは人騒がせなことをやったものです。本当に、こんなのが大統領になるのでしょうか。