アメリカが大統領選挙で混乱している隙を突いてChinaがいよいよ香港を思いのままにしようとしているようです。
民主派の議員を一掃するつもりのようです。
中国、香港4議員の資格剥奪 民主派15議員も抗議で集団辞職https://t.co/eGeigkaKx6
— 産経ニュース (@Sankei_news) November 11, 2020
現立法会(定数70)は41議席を持つ親中派がほぼ独占することになる。
中国政府の判断に基づいて立法会から民主派議員が排除される構造が強まり、「一国二制度」の形骸化がさらに加速 しそうだ。
宮崎さんも詳しく取上げてくれています。どうやら習皇帝は世界を敵に回す決断をしたようです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和2年(2020)11月12日(木曜日)弐 通巻第6696号
圧殺された自由と民主と「高度な自治」。「暗黒の香港」に
民主派議員が集団辞職。中国共産党の独裁に
2020年7月1日から施行された「香港国家安全法」。じわり暗黒政治の「成果」が表面化した。
97年7月1日の「香港返還」で約束された一国両制度は死んだ。いや、殺されたのだ。
香港から自治が奪われ、窮屈な、密告と監視に怯える日常がやってきた。つまり香港の決まり事を香港人がきめられなくなり、議 会は共産党翼賛会に化け、中国の息がかかった全体主義が好きな議員らの天下となった。
11月11日、大陸では「独身の日」とかで、アリババや京東集団のネット配達において消費ブームが頂点を打ち、8兆円弱の 買い物騒動があった。売れたのが日本の資生堂だったのは皮肉だろう。
EU諸国はコロナ第三次感染でロックダウン、中国で何が起きてもほったらかし。米国はトランプの敗色が濃くなって、事実上の レイムダック入り。中国共産党から見れば、こんなチャンスはない。
香港独立を支持し、「外国に干渉を求めた」として、香港立院議員四人が議員資格を剥奪された。この決定に意義をとなえた民主 派の議員十五名が抗議をこめて集団で辞職することとなった。
「香港独立を支持したり」「外国に干渉を求めたり」、「中国による香港への主権行使を認めない」議員ならびに「香港独別行政 区への忠誠が足りない」と判定されると議員資格剥奪となる、
滅茶苦茶なはなしである。
ならば、その資格剥奪の認定を誰が決めるのか。香港立法府ではなく、中国共産党政治局常務委員会である。
となれば香港立法府は何の為に存続するのだろうか?単なる飾りなのか。
民主派議員が全員辞職のようです。
香港民主派議員が全員辞表 中国「茶番、立法会運営に影響出ず」 https://t.co/09GUEREQTd
— 産経ニュース (@Sankei_news) November 12, 2020
香港マカオ事務弁公室の報道官は12日、「一部議員の辞職という茶番により、立法会の正常な運営に影響が出るこ とはない。攪乱(かくらん)勢力の減少で、より建設的な役割が発揮できる」との談話を発表。
習皇帝はこれで完全に香港を手に入れたということでしょう。バイデン政権になるとこれも認めるのでしょうか。
やはり、トランプさんにやって貰う必要があります。