明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



以前から音は聞いていて、一度観たいと思っていた“俗曲師”うめ吉をようやく観る。東大島文化センターでは以前、ジャズシリーズの写真展をやったことがあり、コンサートに中学生の矢野沙織がでていた。私としては、ついこの間のことなのだが。 うめ吉コンサートは、若者の姿はほとんど無く、客の多くは老人であり、浴衣でも着ていたらヘルスセンターである。私は大きな勘違いをしていて、曲の合間には、都屋かつ江や玉川スミ、吾妻ひな子のような、いわゆる三味線漫談をすると思い込んでいた。開場後、何かの番組だかの映像が流れていて、その中で自己紹介や曲の解説をしている様子を観ると、真面目な?邦楽番組であった。 第一部。寿シスターズという女性二人を従え、オープニングは踊りから始まる。活動が寄席を主としているそうで、イメージしていた”漫談”こそないが、しゃべりも客を飽きさせることなく、品があり可愛らしい。髪は自毛で、自分で15分で結い上げるそうである。ステージは楽しく期待以上であった。高田浩吉の大江戸出世小唄~市丸の三味線ブギウギなどの昭和歌謡もまた楽しい。 第一部 1木遣りくずし 2裏の背戸屋 3寄席囃子 4都都逸 5磯節 6ソーラン節 第二部 春雨 2九州炭坑節 3鹿児島小原節 4大江戸出世小唄 5トンコ節 6東京ブギウギ 7三味線ブギウギ 帰りに購入したCD『The Voice of Geisha Doll』とポスターにサインをもらう。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )