明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


この暑い中制作するような人物ではないのだが、こればかりは仕方がない。頭部制作にひとごこちつき、閉店まで1時間を切っていたが、K本に行くと今拓哉さん。空いている常連席に坐ると、隣りは、オレンジ色のTシャツを着た岩崎宏美さんであった。 昔インタビュー記事で、いかにマイケル・ジャクソンが好きか語っていたのを、しばしば目にしていたので、武道館でジャクソン5を観た話をすると、「私も観ました」。当然であろう。マイケル・ジャクソンと結婚する、と中学生時代、親に宣言したそうである。マイケル・ジャクソンが丁度変声期の公演だったことなど、さすがによく覚えている。その日、南沙織と通路ですれ違った話は、私の記憶としてどうも怪しいし、第一、南沙織とすれ違った話を岩崎宏美にしても、何も面白くないので止めておいた。今さんは高校時代、森鴎外邸跡の本郷図書館に通ったらしく、鴎外のファンだといっていた。 8時になったので店を出てT屋に向かうと、一昨日くさやをドアノブにぶら下げておいてくれたSさん。お礼をいう。この時間に会うのは珍しいと思ったら、今さん夫婦が後で来るらしく、くさやを食べさせたい、と先に来て待っていたらしい。御夫婦が合流。くさやは本当に美味しく、Hさんが焼いただけあり、頭もすべて食べられた。 TVではK1。山本キッド、パンチを空振りしたところにチョン・ジェヒのパンチで、まさかのKO負け。どうしたのだろう。魔裟斗VS川尻は、魔裟斗の完成度の高さが印象に残った。引退まで残りあと1試合。岩崎さんも立ち上がって声援していた。 私がSさんの福耳の話をしたら、あやかろうとばかりに、後ろからSさんの左右の耳たぶを摘む岩崎さん。なんとも嬉しそうな80近い老人。この一件により、私は当分遠慮なく、Sさんの丹精こめたピーマンを、頂き続けてもいいだろう。いや明日催促することにする。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )