明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



都内某所に背景の撮影に行こうと外へ出るが、あまりの暑さにT屋に寄り、朝定食で腹ごなし。小学校に花の手入れに向かうSさんが顔を出す。昨日の福耳の件で、「Sさん、寿命延びたんじゃないの?」照れながら「ありがとう。」昨日は飲みすぎと高まり?であまり寝られなかったというSさんは77歳だそうである。  現地に着くが、炎天下、道に迷って必要以上に歩くことになってしまった。クラクラするな、と思ったら猛烈な便意が襲ってきた。コンビニでペットボトルの水を買う。昼食の弁当を買うサラリーマンで混雑する中、トイレを借りようと思ったが、切羽詰った様子の男が、「ウチは防犯上お貸しできないことになってます。」と断わられているのを目撃したことがあり、いい出せずに店を出る。妙な成分の汗をかきながら目的地に向かうが、途中4度ほど波が押しよせる。その度立ち止まり、時計を見ながら『待ち合わせの時間は過ぎてるぞ、いい加減にしろ』という演技。困ったことに、待ち合わせて立っているには不自然な場所に限って波がくる。人通りもなく、誰も見ていないだろうが、見ていたら明かに怪しい。事情があることを示していないと耐えられない。間が持たず、左と右、『“アイツ”はいったいどちらの方角から来るつもりだ』という演技を加える。遥か彼方の待ち人を探すまぶしげな表情はクリント・イーストウッドの如し。眉間のシワは油汗とともにナチュラルに出る。 ようやく目的地に着き、入園料を払い、トイレの場所を訊きく。実際は牛歩であったが、気持はウォーリー与那嶺の猛スライディングで滑り込みセーフ。肝心の撮影場所は本日公開日でなくアウト。

過去の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )