明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



制作中のKは例によって、何故ここにいるんだろう、ということになりそうである。特に今回は背景にある建造物を入れる、というところから始まっており、そこから導き出された人選である。Kがただ立っていたって構わないだろうが、やはり工夫は必用であろう。そこでKの渾名にもなり、象徴的な乗り物を配したいと考えた。たまに見かけるような気がするが、いざ撮影しようと思うと、どこにいけばあるのか判らない。しかもKの時代の古い機種にこだわるとなおさらである。そこでK本の常連、大手ゼネコンのMさんに問い合わせてみた。Mさんに訊いて見つからないようでは打つ手はどこにもないだろう。 今日中に見つかるかもしれない、というのでK本にいってみた。問題はKの時代の機種は排ガス規制により、現在可動している物はない、ということであった。一般人が機種の違いを判別できるはずはないので、そこまでこだわることもないような気はする。しかし判る専門家も多いはずで、これはあの懐かしい機種だ、と気付いているところを私は想像してしまうのである。どこかに展示している物はあるだろうが、ピカピカよりも現役感が欲しい。まして屋内展示では、シチュエーションが外なので撮影には適さない。Mさんによると川崎に、屋外に放置している物があるかも、ということで先方の連絡を待つことにした。Mさんは明日からタイに行くというので、返事は帰ってからということに。

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