Kさんの23針のおでこの傷は、よく見たら逆さでなく、テーブルの角の形に、大きな“へ”の字そのものであった。おでこに“へ”と書いてある人物と、吹き出さずに会話は可能であろうか。戒めのため、一生刻印されていて欲しいものだが、どうもこのオジサン回復が早い。聖路加病院で縫ってくれたのは美人の女医さんだそうで、痛がりながら、それにかこつけ女医さんの背中を触っていたらしい。こういうときKさんは必ずいう「だけど怒らなかったよ?」。非番の深川警察の婦警の太股を触ったときもそういっていた。本日は抜糸だったのだが、女医でなかったことを残念がったメールがきた。 昨日は真面目に三島について書いたが、今日の方がアクセス数が多いのは判っている。制作についてのHPのつもりが、Kさんでアクセスアップしてどうする、という複雑な気分である。そもそもドラマの濡れ場で瞬間視聴率が上がるように、Kさんが登場するのが何故判るのか、ネットの仕組みが良くわからない。 何度でもいうが、実際のKさんは、そんな良い物ではない。事実をそのまま書いては、とても品位が保てない。ではなんで毎日のように会っているかというと、これが良く判らないのだが、Kさんは普通人に隠すような自分の欠点を、すべて周囲にバラしてしまう。自分を良く見せたい、という部分がまるでない。こんな人は初めて見たし、今後も会うことはないだろう。つまり内容はともかく、悪い人でないことだけはハッキリしている。それにKさんの横にいると、私が自動的に紳士に見える。