明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


咳が収まったと思ったら、連日の乾燥した空気のせいで、こんどははっきり風邪の症状。布団から出ずネット上の『ロンドンハーツ』を見まくる。最近のTVのお笑いはバラエティ番組ばかりといわれる。たしかにそうだが、観ていると、出てきた当初はコンビ名は気にいらないし、くだらなくてついていけない、と思っていた30代を中心とした芸人が実に可笑しい。笑いはタイミングだと思うのだが、いわゆるヒナ壇芸人のコンマ何秒の戦いが凄い。あきらかに重要なのはセンスであり、努力だけではどうにもならない領域の芸人達である。どうやらお笑いに関しては、時代についていけているようである。 『運命の人』を観る。フィクションということで、実名を避けているわけだが、なまじ判っているだけに役名が少々うっとおしい。ロケ地の建物に趣があり当時の感じがでている。新聞社内など実にリアルであった。演技があいかわらずワンパターンの石橋凌。外務省事務官の真木よう子がとても良かった。
粘土を取り出して、という気にならないので、三島由紀夫の『憂国』と『愛の処刑』を混ぜた物を捏造してみる。独身の青年将校のところへ部下の兵隊が自決を促しにやって来る。これにより『憂国あるいは愛の処刑』の制作すべき名場面?が浮かぶはずである。



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