明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



夕方Kさんより昨日銭湯で倒れたと電話。目の前が真っ暗になり、1時間ほど寝ていたそうである。救急車を呼ぶかどうか、ということだったらしい。また洲崎は旧遊郭の中の話である。 その前日、Kさんは非番で飲みに来ていた深川警察の婦警の太股を触った話や、オデコを23針縫ってくれた聖路加病院の美人の女医さんの背中を、痛いにかこつけ抱いていた話を嬉しそうに話していた。婦警といえど、仕事を離れればただの女よ、と本人がそういった、というのだが。60過ぎたKさんの話を黙って聞いていると、まるでアダルトビデオを鵜呑みにした高校生みたいなことをいう。 とにかく常に何か起こるのは、かつて赤線の洲崎パラダイスのアーチがあったところを入ってからに限られている。Kさんのこういった性根がお女郎さんの霊の怒りに触れ、祟られているのだ、といつもいっているのだが。アーチがあった側には、私が昔、川口の鋳物屋に頼まれ、アルバイトで作った銅像がある。いい加減な鋳物屋で、嫌な思いをして、結果恥ずかしい形になってしまっているのだが、水子地蔵のような扱いになっており、お菓子がそなえられていたりしているのを見て嫌なことは忘れた。あれに花でもたむけたらどう?といってみようと思っている。 「だいたい何をしても女は笑って喜んでいるみたいにいうけどさ、去年ビンタされて顔面蒼白になった話し、なんでしないんだよ」。

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