困ったイラストレーションがある。ビアズリー描くところのエドガー・ポーである。例の私が裏焼きだと判断していたポートレイトを下敷きにしているが、これが何かの間違いでないとしたら、そのまま服が左前である。ポーと同時代の人物である。ビアズリーともあろう画家が間違えるとは思えない。するとさらに色々検索していたら、男性の洋服が右前になったのは、1800年代の後半で、それ以前は決まりがなかったというではないか。考えてみると私が作った人物ではエドガー・ポーがもっとも古い。それまでは裏焼きかどうかは服のあわせをチェックすれば良かった。シビアさが足りないなどといっていた私に、吐いた唾が降りかかってきたことになる。それにしても右前が定着したのはつい最近ではないか。古写真など検討すべきであろう。 そもそも服のあわせにまず注意を払うようになったのは、いい加減な印刷物があるからである。いったい何を信じればよいのであろうか。目が慣れてしまっているので、修正するとしても後回しにする。本日『アモンティリヤアドの酒樽』をラインナップに加えることにした。
『誰を作っているでしょうクイズ』。唯一の女性の正解者の方。もう一度ご住所お送りください。PCのほうでも結構です。PCと携帯、同時に事故に対処はやるべきではなかった。
世田谷文学館展示中
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