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明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



朝食は簡単に済ませ勝浦の遠見岬神社へ。漁師二人が河童に遭遇する石段の手前に茅の輪くぐり。石段その他、補修工事中であったが、ここを人間に腕を折られた河童が、鎮守の杜の姫神様に仇討ちを願いに杖にすがりながら、とぼとぼと登っていく。お2人をようやく案内することができた。撮影した二年前は、舞台が梅雨の設定にかかわらず梅雨が明けて、一滴も湿り気がなく困ったが、本日はまさに作中通り、小雨交じりの天気であった。 社務所で聞いてみると、やはり鏡花がモデルにしたことを、なんとなく知っている程度であり、せっかく鏡花が詳細に描写しているのにもったいない気がした。 和田浦に戻り、漁港の鯨のすぐにある蕎麦のはなうらへ。突き出しのイワシの丸干しが絶品。手打ち蕎麦を堪能し、タクシー運転手役のK2さん他2人を和田駅に迎えに行き、魚惣で再びウルメの刺身。そして肝心のツチクジラのブロックを入手。昨日解体があったばかりの生肉である。さらにカネシチで地魚の刺身の盛り合わせ。寿萬亀も4本用意した。地元ではツチクジラは生食はしないようだが、にんにく醤油で美味。さらに揚げて。刺身はホウボウ、ヒラメ(エンガワを含む)他当然美味であったが、衝撃という意味では300円もしない、手開きのウルメの刺身や丸干しに軍配が上がった。この常連6人が来ないというので、K本は本日臨時休業だそうで少々申し訳ない。

※世田谷文学館にて展示中。

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