明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



 河童や神経を病んだアル中の作家を撮影するために集めたレンズは、ねじ込み式のM42マウントで、コントラストが低い癖玉ばかりである。強い光源をフレームの中に入れず、曇った日中に使えばホームランを放つ可能性はあるが、ほとんどの打席で凡打か空振りばかり、というレンズである。これも被写体と条件によるところが面白い。 昨日届いた2本のレンズのうち1本は、以前から目星を付けていたメーカー製で、もう一本は、中身は同じメーカーだが、OEMでB級メーカーに供給されていた物で、鏡胴がプラスチック。これ以上安物はないだろうという軽々しいレンズでがっかり。どうせなら諦めがつくくらいがっかりしてやれ、と買い物ついでに試写してみると、意外なことに使いやすく、これで良いではないか、という写りであった。結果が良ければ何だって良いわけであるが、いい加減な私がいい加減なレンズをぶら下げているようにしか見えず、その見栄えでぶら下げている当人をフォローする効果は望めないのであった。

10月5日まで展示している世田谷文学館は、“期間が長すぎてかえって忘れる”ことがないようメールのついでに友人知人に思い出させてあげている。

※世田谷文学館のページを作りました。

過去の雑記

HOME

 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )