明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



拙著『Objectglass12』稲垣タルホの項で、子供の頃叱られて、玄関先に立たされいた時見た月のことを書いた。私は天体に関しては殆ど関心がなく、暗い空間にポカリと地球が浮かんでいること自体があまり楽しくない。どちらかというと顕微鏡少年であった。 件の月はまるで古賀春江の『素朴な月夜』のように、ボールが夜空に浮かんでいるように見えた。先日の皆既月食は、そんな訳で知ってはいても見上げることもなかった。しかし盛んにネットにアップされる画像を見て、あれは月蝕だったのだ。と思った。記憶では、あれほと赤くなく大きかったのだが。そういえば、初めて雹(ひょう)を体験したのも、玄関先で同じ状況の時であった。

過去の雑記

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