今まで撮影してきたヌードをチェックしている。考えてみたら、谷崎や乱歩で使った他は、人形をオイルプリント化したら見る人が混乱するだろう、とせめて被写体だけは判りやすくしようと風景や人物写真をオイルプリント化した2000年ぐらいである。チェックはネガ、ポジフィルムまで至っていないが、この時点で個展をやれるだけの量は充分にある。先日撮影した分でも数カットは使えるから、たった1カットのために人形を作る、人形を使っての制作とは別な世界である。 人形撮影の場合は人形が完成する頃には構図が決まっているので、わずか数カットで終わってしまう。その点人物撮影は特に被写体が素人なので、ポーズを解いた時に良い感じになったりするので気が抜けない。近いうちに人物でオイルプリントの個展をやろうと考えているが、男性のポートレイトを撮るかどうか決めかねている。普段男ばかり作っているので、撮影するのは逆に作らない女性のみとなるのか。こういう事は例によって考えずにやっていたら自然にそうなっただけの話である。

オイルプリント制作法
インキング映像↓
http://youtu.be/kZozcEqgKsE
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