明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

人物  


頭に浮かんだ程度のことは、なんとか画になるようになった。そうなるには思っていた以上に時間がかかったが。 しかし自分が制作した物でないものを画面に入れる場合、予期せぬことに対処しなくてはならなくなる。近い例でいえば、『大鴉』の場合、室内光と外光という色温度の異なる光が混ざっており、しかたないので床に反射した外光を利用し、暖炉の光にした。本来目の下に影のある、トップライトのポートレイトが有名なポーには下から光を当てたくなかったのだが仕方がない。そういった不確実な要素を画面に入れ、対処する面白さもある。そういう意味でいえば、動物。特に人間であろう。人形と共演させる画面の一要素ではなく、人物その物にも再びトライしてみるつもりである。当然オイルブリントで。

過去の雑記

HOME

 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )