明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



オイルプリントという技法は、用紙のゼラチンが露光後水に漬けけることにより、塗布された薬品の作用でネガの明暗により含水量の差が現れ、そこに油性顔料をブラシで着けていくと、水分の多い明部は油性顔料をはじき、暗部は顔料が付着しやすいことにより明暗が描かれる。つまり水と油の反発作用を利用しているわけで、ブラシで絵の具を付着させるというより、反発作用を制する。といったニュアンスに近い。 昨年10年振りに手掛けたエドガー・アラン・ポーは、おおよそ黒インクを使用した。ポーといえば黒以外の色彩が浮かばないせいもあったが、諧調をより多く出そうという意図もあったろう。しかし“石塚式オイルプリント”はゼラチン層を厚くし、初心者でも最初から画が出せる利点があるが、同時に厚いゼラチン層が水分を含んでよりレリーフが立ち、用紙は生皮のごとくの厚みとなり、より諧調が表現できることが大きい。よって次回の個展では余程黒が良い、というカット以外は混色した絵の具を使うつもりである。

オイルプリント制作法

インキング映像↓

http://youtu.be/kZozcEqgKsE 

 

ボブ・マーリーの評伝と未発表写真を多数収録した『ボブ・マーリー よみがえるレゲエ・レジェンド』の発売記念展。 

3体出品中

20151月31日()215日() 月曜休み

ビリケンギャラリー

107-0062 東京都港区南青山5-17-6-101

TEL.03-3400-2214  FAX.03-3400-2478

http://www.billiken-shokai.co.jp

OPEN  1219時 月曜休

 参加作家

安齋肇 飯野和好 石塚公昭 イマイアキノブ オブチジン 東海林巨樹 菅原光博 

高橋キンタロー 高橋宏幸 根本敬 早川モトヒロ みなみりょうへい ヤギヤスオ 山福朱実

過去の雑記

HOME



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )