明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



退院までどのくらいかかるだろう。と思っていたら、退院の報。常連の声が聞こえたか、天岩戸から真寿美さん登場。拍手で迎える。早い話が熱中症による脱水症状だったらしい。点滴を受け、食事ができるようになり、入院前は少々ぼんやりしていたが、明らかに元気になっている。良かった。心配していた連中も少々浮かれてはしゃぎ気味である。 それでも焼酎注いだり、ホッピーや炭酸水の栓を抜いたりは、当分無理であろう。まずは先代のお母さんが座っていたという場所に、真寿美さんにも座ってもらい、毎日顔を出してもらうのが目標である。真寿美さんや厨房のあんちゃんの負担を考えると、セルフサービスで栓を抜いたり注いだりして、真寿美さんはただ座っていてくれれば良い、という客でないと受け入れられない、ということになる。新たな客は受け入れ難く、会員制のような形もやむ無し。ということになろう。今のところ、超常連が真寿美さんの聖域に入り込み、冷蔵庫を開けたり栓を抜いたりしているが、真寿美さんのようにはいかず、形の悪いことはなはだしいが、飲みに出掛け、これをこなしてまで河本に、というのはよほどのことであり、客というより河本という御輿を担ぎたい人限定、といっても良さそうである。 オフィシャルカメラマンとなって二日目。河本の太陽登場で撮影どころではなかった。河本に行けば誰かしらの顔があり、真寿美さんがいてあんちゃんがいる。そしてホッピーがありチューハイがある。それだけ、といえばそうなのだが、それだけであったら店はこんな風にはならないであろう。店内の細部にレンズを向けてみて、改めてそう思った次第。



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