ようやく私の頭が納得してくれて、懐から金魚のカット、犀星を左側から撮る事にした。作ってから左右決めれば良いという話しだが、それがまたそうは行かない。撮影専用の場合は、最終的に辻褄が合えば良い、とデフォルメ気味に作る。最終的に平面作品になるのだが、撮影時、立体とレンズ、私の間には、様々な事が起こっていて、被写体制作者兼、撮影者ならではの醍醐味がある。そして撮影専用、専用いっていた被写体を撮影後捨ててしまえば、楽屋裏は知られずに済むという寸法である。〝撮影専用楽屋裏〟の最初の試みであったはずの『帝都上空』気球の乱歩は、さすがに捨てられず、楽屋裏のさらに裏が見えないように箱に入れられ他家に嫁いでいる。
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『タウン深川』明日出来ること今日はせず 連載第14回〝青春の日の一撃〟
『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube