明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



毛細血管がじわじわ伸びるように経験を上書きし変化して来た。なので、現在開催中の『寒山拾得展』が人生上の最突端だと明確にいうことが出来る。最後の出品作品『琴高仙人』の制作で午後アメ横で活き鯉を入手、帰宅後撮影し、鯉コクを食しながらモニターに向かい、消化する前に完成した時も、アメ横へ行く前と何かがすでに違っている。外側の世界と比較さえしなければ、今日より明日の方が良いのだからやめられない。なので散歩した方が良い、体重を減らせ、何に気を付けろ、と言われても、本人はそれと引き換えにこれが出来ている。とニンマリしている始末である。 だがしかし。作るべきご馳走を目の前に、やる気が起きないという異変が起こり、無呼吸症候群が発覚したのではないか。そういえば会場の行き帰りで疲れるし、今日も一日寝てばかりいた。そうだ。無呼吸用の装置など、まったく着けていないではないか。大乃国もこれで引退したのだ、と改めて自分に言い聞かせるのであった。

Don't Think, Feel! 寒山拾得展
人形作家・写真家 石塚公昭 作家活動40周年記念

10月13日(木)〜11月6日(日)

10月23日(日)ギャラリートーク東雅夫さん



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