明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



お寺というものは一年中何かしら催事があるので、いまだに展示の会期が決まっていないのだが、予定していた作品は一休宗純で終わる。臨済宗の僧ではあるが関東には縁がなさそうだし、すでに2カットは制作済みなので、なくても構わないのだが、雲水姿の一休はおおよそ出来ているし、なんといっても有名人である。それでもトンチ小坊主のイメージしかない人も多いだろう。最初の作家シリーズの個展に稲垣足穂を出品したが、髪の長い美少女が「これイナガキタルホなんですか?」と指を刺しいった。お星様キラキラのイメージでもあったのだろう。困惑の表情にサディスティックな気分になった。

 



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