2020年(令和2年)6月15日(月)
わが家から東へ25分のところにある陶器の里です。荒尾市と玉名郡市にまたがる小岱山(しょうだいさん)の麓には江戸時代から盛んに陶器が焼かれていました。
小代焼(小岱焼)は資料によると細川忠利が寛永9年(1632)に焼物師を豊前から連れてきて焼かせたのが始まり。これまでの焼物を「古小代」と称しています。明治維新後すたれて消えていましたが、昭和になって有志の努力で復興、今は県内に12の窯元があります。
南関町には「古小代の里公園」が整備されています。
先ず目を引くのが「瀬上窯跡」です。
連房式の登窯です。
最上段から見下ろしました。
古いかけらが残っています。
土を漉(こ)す「水簸槽(すいひそう)」です。
結構広い作業場です。
通路跡も残っています。
今のロクロは電動式ですが、この時代は足で蹴って回す蹴轆轤(けろくろ)でした。
ロクロは穴に据え付けられていました。案内板の説明のように何基も据えられていて、大量生産されていたのでしょうね。周囲には梅の木がいっぱい植えられていて、梅の里という感じもしました。【コメント欄は閉じています。】