英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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懐かしのテープ

2008年01月10日 | 閑話
書斎の片づけをしていて、一本の録音テープを見つけました。ラベルには「潮田五郎の英語(最終回)」の文字が・・・。
私の英語力の礎を構築してくださったのが、代々木ゼミナールの潮田五郎先生。受験も間近に迫った1992年1月27日。前年の4月から受講してきた潮田先生の「総合英語ゼミ」の最終回を録音したものです。

チャイムと同時に始まり、チャイムと同時に終わる先生の授業スタイルは、良くも悪くも‘精密機械’と称されることもありました。しかし、最終回は延長されて、以下のようなお話しで締められていました。受験を間近に控えた私たちに対する先生の愛情がそうさせたのかもしれません。
・・・、まあ、浪人の人は今年は必ずどっかに入らないといけませんね。いつまでもこんなところ(=代ゼミ)に来ているようでは駄目です。まあ、現役の人はもう1年ぐらい来てもいいとは思いますが(笑)。できたら自分の志望校、たとえ入れなくても、二番目、三番目、四番目のところからお迎えが来たら行ったらいいですよ。ますます世の中受験の点では不利になっていくような気がしますから。早く大学生になって新しい勉強に励んだらいいと思いますね。まあ、最終的には君達自身が決めることですけども。
ということで、いい結果を待っていますよ。春休みの講習会はまたここに来ていますから、その頃にはもう結果が出ているでしょうから、いい結果があったらチラッと立ち寄って「ここへ入りました!」っていう風に聞かせてください。それが楽しみの一つですから。
Good luck! Never come back! さようなら。

もうあれから16年の年月が過ぎようとしています。潮田先生は一昨年にお亡くなりになりました。しかし、潮田先生に対する思いは、色褪せるどころか、むしろ強くなる一方です。

先生の言葉は今でも私の心にスーッと入り込んできます。なぜなら、今は私が受験生を指導する立場にいるからです。いつまで経っても受験生の心の片隅にいる。そんな指導者になりたいと思います。

※潮田先生については拙著『インプット重視の英語学習法』や以前のエントリでも述べております。以前のエントリは以下をご参照ください。
 ・確実に英語力がつく方法
 ・我が恩師
 ・Rest in Peace
 ・回想 代ゼミ時代


コメント (9)
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