英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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2008年大学入試センター試験英語分析

2008年01月20日 | 指導現場にて
毎年のことですが、朝4時に起床して部屋を暖め、朝刊が配達される5時になるのを待ちました。

5時10分、深呼吸を一つして、2008年大学入試センター試験の英語に取り組みました。
所要時間48分、200点満点でした(指導者としては当たり前ですが・・・)。

以下、設問別に気付いたことを列挙します。
【第1問(発音・文強勢)】
例年通り。私が講義で、耳に胼胝ができるぐらいに言ってきたルールで解けてしまうものがほとんど。

【第2問(文法・並べ替え)】
極めて良問。私の講義で使う自作過去問プリントでほぼ同問題をカバーできています。
並べ替えのポイントは接続詞。これも授業中に口を酸っぱくして言及してきたこと。
冬期講習で「並べ替えでは強調構文が出る」と指摘したが、見事的中!

【第3問(単語定義・英文要約・英文挿入)】
英文の中で使われている、hot potato と poach の意味を選択する問題が出ました。
hot potato は口語的、poach は時事的な単語ですが、共に英文がしっかりと読めれば、文脈から解答可能。
英文要約・英文挿入については内容は分かりやすい。一気に読みきるだけのスタミナが欲しいところ。

【第4問(TOEIC型問題)】
昨年から出題されるようになったTOEIC型のグラフやパンフレットを読み取る問題。これも極めて良問。実用的な英語力を試そうという大学入試センター側の意向が伺える。今後はこの手の問題が増えていく可能性があります。
私の授業でも、積極的にTOEIC型の問題を取り入れていこうと思います。

【第5問(イラスト説明)】
イラストを見て、その説明文を選択する問題。
Bで出題された抽象的な絵の説明文は、私の講義で使っている2005年中京大学の問題に酷似。私の講義を受けていた生徒は、しっかりと復習していれば、慌てずに対処できたはず。
Cでは4コマ漫画が出題されたが、その説明文を読んでいて思わず微笑んでしまうぐらいに読みやすい。

【第6問(長文読解)】
昨年まではエッセー風の文章が出題されていたが、今年はIT革命による雇用・就業形態の変化について述べられた論説調のやや堅い文章。しかし、具体例が段落に分かれて書かれており、パラグラフリーディングを心がけていれば、語彙・構文的には何ら抵抗もなく読める。
総語数が約250語増加したこと、2年連続で出題形式に変化が見られたことから、昨年と比して“やや難化”となります。
平均点は昨年(131.08点)より5~10点下がると予想します。

内容的には、私の講義で使うプリントでほぼ網羅できるものでした。教材作成に自信を増すと共に、TOEIC型の問題を今後積極的に取り入れるなどして、講義を更に充実させたいと思います。
コメント
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