英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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第217回TOEICの感想

2017年01月29日 | TOEIC・英検など
自身60回目となる第217回TOEICを受験してきました。受験された皆さん、お疲れ様でした。
会場は松本大学。会場に到着したのが10時30分。到着するのが早すぎるのもいつも通りです(^^ゞ

以下、個人的な感想を勉強法も含めて記します。

【リスニング全般】
5人掛けの長机が30以上もある大教室にもかかわらず、CDラジカセ一つという悪条件。音が割れて籠ってしまっていましたが、これも試練だと考え、特に何も言わずにそのまま受けました。早口になるところが聴き取りにくく、解答にも多少影響があったかもしれません。

【パート1】
2問目で少し迷いましたが、その他はいつも通りの難易度。TOEICの初学者は、まずは身の回りの目に入ってくる物を片っ端から英語で言えるようにするところからボキャビルを始めるといいと思います。

【パート2】
ヒントになるものが何もないので、リスニングの中で一番苦手なパート。集中力勝負なので一問ずつ呼吸をして間を意識し、目を閉じて解答するのが私のスタイルです。付加疑問文、否定疑問文がいつもと比べかなり少なくなり、その代り、型にはまらない応答パターンが増えました。肯定文からの疑問文返し、疑問文からの疑問文返しとバラエティに富んだ内容。とにかく文頭に全神経を集中しましょう。

【パート3とパート4】
新形式からパート3は13セット×3問の39問、パート4は10セット×3問の30問。チャートやイラストが含まれ、3人の会話も2セットありますが、旧形式と同様に「設問の先読み」→「内容推測」→「聴きながら解答」→「解答指示アナウンスの時に次のセットの設問を先読み」のリズムを維持できれば、内容が推測しづらいセットはありませんでしたが、大教室に小さなCDラジカセ一つという条件だったので、細かいところが聞きづらかったのは否めません。

【パート5】
新形式は30問。文法・語彙問題とも満遍なく出題されていましたが、特に迷う問題はありませんでした。

【パート6】
新形式は4セット×4問の16問。文挿入も各セットで問われますが、紛らわしい選択肢はありません。空欄の前後関係を意識しつつも、全体の流れ意識すれば大丈夫です。

【パート7】
新形式ではダブルパッセージ(DP)だけでなく、トリプルパッセージ(TP)も出題されるため読ませる量が増え、受験者を最も悩ますパートです。パート5を6分、パート6を10分で通過し、14時00分頃に約60分残してパート7に突入しました。解き方は、今回も旧形式同様HUMMER式を採用しました。NOT、suggested、indicated問題の場合は、次の設問も読み、全体像を捉えつつ細部も意識するようにしました。最近のパート7は長文化しているので油断せずに全精力を傾けました。No.176のDPに突入したのが14時23分、No.186のTPに取り掛かったのが14時34分。途中、残り時間が多少気になりましたが、何とか10分前に完答し、迷った問題の再検討や全体のマーク漏れチェックも出来ました。

残り時間で迷った問題を見直していると、簡単に答えが分かるという状況。例えば、コスメティック開発製造の研究室への転職を場面にしたTPがそうでした。私の場合、逆説的ですが、時間に追われると読むスピードと正確性が落ちます。まだまだ改善の余地がると、今回も勉強させられました。

私は大学受験時代に徹底的に文法と読解の基礎を鍛えあげたので、これまで受験した60回のTOEICで幸いにもリーディングは最後まで読めて完答できていますが、多くの受験者が最後まで解き切れておらず、“塗り絵”になったと推測できます。速読力と英文に対するスタミナ、そしてそこに正確性が加わった英語力をつけることが、TOEICでは求められています。

TOEICの数週間前からの緊張感と高揚感。終わった後の達成感と開放感。そして、全国の多くの受験者・学習者とつながれるのもTOEICの醍醐味です。これまで60回味わってきたこの感覚をこれからも味わっていきたいと思います。

今夜からまた、次回のTOEICへ向けてトレーニングを積んでいきます。


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感謝の言葉しかない

2017年01月29日 | TOEIC・英検など
初めてTOEICを受験したのが大学3年生だった1994年5月。試験の内容もよく分からないまま受け、気づいたらリスニングが終了していました。リーディングは現在と比較できないくらい分量が少なく最後まで解き切れ、この初回から今まで、リーディングが解き切れなかった(=塗り絵になった)ことはない。それでも575点。

大学卒業後も英語力とともに点数が伸びていくTOEICの魅力に憑りつかれ、3年目で730点、6年目で800点を突破。この頃、就職5年目で退職し留学。留学中も、独りシアトルのスターバックスで黙々と公式問題集を解いていたのを思い出す。

7年目で900点突破、14年目で950点突破。20年目に990点満点を達成し、独立開業。そして、23年目を迎える今年、今日の第217回TOEICで自身60回目の受験を迎えます。還暦と同じ回数とは感慨深いです。

私の英語人生はTOEICとともにあります。TOEICの勉強に打ち込めていない時は人生が流されている時。TOEICに夢中になった時は人生の転換点で、向上している時。

私の人生の道標であるTOEICには、感謝の言葉しかありません。だから、今日のTOEICもいつも通り目の前の一問一問に集中し、与えられた2時間、脳みそに思いっきり汗をかいて来ようと思います。

受験する皆さん、共に全身全霊、目の前の一問と対峙しましょう。


※第217回TOEICの感想は、今夜7時くらいのアップを予定しております。


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