この十年で学んだ３つのこと

甲状腺全摘出手術から十年が経ったという昨日のブログ記事に関して、ＦＢではたくさんの「いいね！」をいただき、反響の大きさに驚きました。この十年で感じたことや学んだことを改めて振り替えり、それらを少しでも還元していきたいと思っています。

診断を受けてから現在までに学んだことは３つあります。

１．人生に関わる物事を、いくつも一度に進めてはいけない

２．整理整頓の重要性

３．ワークライフバランス

今日は一つ目の「人生に関わる物事を、いくつも一度に進めてはいけない」について書きます。

アメリカから帰国して塾業界に転職して４年目となる2007年、英語講師としての仕事も波に乗り、プライベートも充実していました。そして、夢であったマイホーム新築に着手しました。それだけで人生の一大イベントとなりますが、その年、長男が幼稚園入園、自著出版、妻が第二子を妊娠・・・と次から次へと一気に物事が進み、環境が変わり始めました。その時に、病気が見つかりました。

2007年７月 自著出版

手術のために入院してベッドで横になっていた時、「そういえば、こうやってゆっくりする時間は最近まったく持てていなかった」と気づきました。「何をそんなに急いでいるんだ？人生は長い。もう少しゆっくりと歩んでいけばいいんじゃないか？」と天からの声を聞いたような気がしました。

人生が動く時、変わる時は、誰でも感じることができます。しかし、あらゆることを一気に進めすぎると、そのツケは必ず返ってきます。一つずつゆっくり確実に進めていけばいいと思います。筋トレやランニングもそうですね。調子がいいからと一気にペースを上げると、筋力アップどころか、必ずケガをします。準備体操も含めて少しずつペースを上げていく意味を知りました。