金沢優 著『もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか』を読了。
明治時代以来変わらない日本の英語教育スタイルに一石を投じ、最近の英語学習のキーワードでもある「四技能」の習得のためにも考えさせられる一冊です。
吉原龍子は武道にも長けていて、その心を英語習得と日本人のアイデンティティと上手く融合させることで、これからの日本人に求められる英語力とその習得法を広めていくことを生業としているようです。そのスタイルを、やはり英語習得を武士道にもなぞらえられた松本道弘先生に重ねてしまうのは、私だけではないはずです。
英語は楽してマスターできません。ましてや英会話なんてもってのほか。厳しいトレーニングとそれを続けていくだけのモチベーションの維持が大切です。そして、英語力の習得のために本著で繰り返し述べられているのが、文字に頼り過ぎずにイメージで英語をとらえるという点。これは、まさに私が留学中に英語と格闘し、手に入れた感覚と全く一緒です。
英語学習のヒントも満載ですが、指導者としてどうあるべきかという観点から私は興味深く読めました。やはり、生徒に本物の英語力をつけさせるには、妥協を許さない厳しい指導も必要だと改めて思います。歌やゲームのアクティビティで英語力がつくわけもなく、ネイティブと多少話したから英会話が出来るようになるわけでもありません。英語習得には、正しい道を示す指導者と強い意志を持った学習者の融合が必要です。
生徒や保護者のご機嫌取りは必要ない、指導者自身の信念にこだわった指導スタイル。もしかしたら今の時代にはそぐわないかも知れませんが、私もこの吉原龍子のように、これまで通り妥協を許さない厳しくもアツい指導を行ってまいります。
自分の生まれ育った信州伊那の地で、日本人としての矜持を持ちながら英語を使って世界を渡り合える人材を生み出す英語塾でありたい、いや、そうあるべきだと確信しています。
主人公の中学校英語科教員・桜木真穂がひょんなことから通うことになった英会話教室を舞台にした小説。学院長の吉原龍子は独特なキャラクターで、主に弟子の葛城有紀が師匠の英語習得法を伝授していく様子が描かれています。
明治時代以来変わらない日本の英語教育スタイルに一石を投じ、最近の英語学習のキーワードでもある「四技能」の習得のためにも考えさせられる一冊です。
吉原龍子は武道にも長けていて、その心を英語習得と日本人のアイデンティティと上手く融合させることで、これからの日本人に求められる英語力とその習得法を広めていくことを生業としているようです。そのスタイルを、やはり英語習得を武士道にもなぞらえられた松本道弘先生に重ねてしまうのは、私だけではないはずです。
英語は楽してマスターできません。ましてや英会話なんてもってのほか。厳しいトレーニングとそれを続けていくだけのモチベーションの維持が大切です。そして、英語力の習得のために本著で繰り返し述べられているのが、文字に頼り過ぎずにイメージで英語をとらえるという点。これは、まさに私が留学中に英語と格闘し、手に入れた感覚と全く一緒です。
英語学習のヒントも満載ですが、指導者としてどうあるべきかという観点から私は興味深く読めました。やはり、生徒に本物の英語力をつけさせるには、妥協を許さない厳しい指導も必要だと改めて思います。歌やゲームのアクティビティで英語力がつくわけもなく、ネイティブと多少話したから英会話が出来るようになるわけでもありません。英語習得には、正しい道を示す指導者と強い意志を持った学習者の融合が必要です。
生徒や保護者のご機嫌取りは必要ない、指導者自身の信念にこだわった指導スタイル。もしかしたら今の時代にはそぐわないかも知れませんが、私もこの吉原龍子のように、これまで通り妥協を許さない厳しくもアツい指導を行ってまいります。
自分の生まれ育った信州伊那の地で、日本人としての矜持を持ちながら英語を使って世界を渡り合える人材を生み出す英語塾でありたい、いや、そうあるべきだと確信しています。