英検二次面接試験が今週末と来週末に行われるため、トラスト英語学院では、合格のためにパターン化して完璧なまでの対策をしています。だから、私の二次対策授業を受けた生徒の合格率は、2級が95%ですが、準1級・準2級・3級は100%です。
合格させることが仕事ですから当たり前の数字だとは思いますが、毎回思うのが、「ここまでしてあげなければならないのか?」という葛藤。結局、生徒たちは用意されたものをこなすだけで受動的となり、自ら能動的に動けない生徒を目にすると、時に虚しくなります。
英検に限らず、大学受験でもしかり。インターネットが普及する前は、自分で対策を考え、試行錯誤しながら勉強したものだった。現在は効率よく合格するための情報や手段が多すぎて、主体的な論理的思考力を伴わない学生が多くなっているように思うのは、私だけではないはずです。
でも、こういう話をすると、「昭和世代のオジサン的発想だね」と思われることも自覚しております(笑)。
私がTOEICを受け始めた1990年代中ごろは、TOEICの情報どころか参考書や問題集もわずかしかなく、ほんとに限られた条件の中で工夫して勉強するしかなかった。だからこそ、結果に結びついた時の喜びはひとしおでした。