『じゆうがたび』を読了。
今年の2月26日、出張で仕事をした帰りの車中で何気なく聞いていたFM。「今回出版された『じゆうがたび』をどなたに読んでもらいたいですか」というパーソナリティーの問いに「中学校の先生です」と答え、その先生にあてた手紙を朗読する声。思わず聞き入ってしまい、日曜日の仕事の疲れも吹っ飛んで、ホッコリとした気持ちになったのを覚えています。
「この人が書いたエッセイなら絶対に読まなければ・・・」と、すぐにポチッていました。
元・テレビ朝日アナウンサーの宇賀なつみさんが、これまでの旅とご自身の人生を重ね合わせて記したエッセイ。業種は違えど、サラリーマンから自営業者(フリーランス)になった同じ身として、共感する部分が多々ありました。
「さりげない一言を、リアルな世界で誰かに贈れる人間になりたい」(116ページ)
「なんとかなるよ。そして、なるようにしか、ならないよ」(134ページ)
「今できることをやり、目の前のことをひとつひとつ楽しんでいれば、いつか必要なところに辿り着く」(209ページ)
「結果を求めるより、過程を楽しむ方が、幸せに生きられる」(209ページ)
「海を見る自由がある」(221ページ)
「このままの人生でいいのかな」と、現状を変えたいと思いつつも一歩を踏み出せない大人に読んでもらいたい一冊。宇賀さんの言葉の中に、他人と比較しない自分だけの人生を送れるヒントを見つけることができるはずです。