英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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サブ200の世界へ #3

2023年04月26日 | ランニング・筋トレ

(「サブ200の世界へ #2」の続きです)

犀川に架かる五輪大橋を越え、中間点を過ぎると、しばらくスライド区間が続きます。これから自分が走るところを見てしまうと気が滅入ってしまう場合もありますので、とにかく自分の走りに集中することを心がけました。26kmあたりからはこれまでの市街地と違って河川敷を走ることが多くなります。走っても同じ風景が続き、風の影響も受けやすくなります。いつもなら高橋尚子さんがハイタッチでエールを送ってくれるところですが、今回はサミットの関係で開催日が一週間伸びたため、高橋さんはいません。しかし、昨年の3倍以上もの沿道の応援の人たちがいます。声をかけてくれる沿道の方たちに、笑顔で手を挙げて応えながら走りました。

30kmを通過。長野マラソンの名物の一つ、フタコブラクダも冷静に対処して32kmも通過。いよいよ千曲川の堤防道路に入りました。消防団のラッパ演奏、The Canadian Club の生演奏に手を振って応え、お笑い芸人・もう中学生さんとハイタッチをしそこない(笑)、岩野橋を渡ってついに35km地点を過ぎました。去年はこの辺りから足が重くなり、37km地点で足が止まって何度もストレッチをしながら走り、結果として、サブ3.5に55秒だけ届かなかった悔しい思いが残るコース。この35km以降を颯爽と軽快に走り抜けるために、一年間トレーニングを続けてきたと言っても過言ではありません。

「そう、去年の忘れ物を取りに来たんだ」という強い想いと共に、自分の体と対話しました。

 

「行けるか?」

「よし、行ける!」

 

スイッチが入るのを感じました。

 

胸を張り、顎は引いて目線はまっすぐ。足首は返さず、足を後ろに流さない。背筋を伸ばし、肩甲骨と股関節を連動させ、前傾で重心を真下におろし、地面からの反発をもらう。

 

私が考えるこの理想のフォームを確認して、足の回転数を上げました。まだスピードアップできる足は十分に残っている。心肺機能は全く問題ない。39km地点を過ぎてGARMINのタイムを見ると、サブ200の可能性が出てきたのを確認できました。

長野オリンピックスタジアムまでの最後の直線2kmに入りました。もう我慢することは何もありません。すべてを解放して出し切ろう。更に足の回転数が上がる。

「40kmも走ってきてもこんな走りができるんだ!」

沿道からの応援が心地よく背中を押してくれ、ただこのままずっと走り続けたい気持ち。

「マラソンって楽しい!」

ランナーズハイに入った瞬間。残り1kmでサブ200を確信し、何度もガッツポーズをしながら、スタジアムの中へ。そのままのスピードを維持し、ゴールを駆け抜けました。

3時間19分09秒・・・。2ヶ月前の京都マラソンで記録したフルマラソンの自己ベストを3分17秒更新し、サブ200(3時間20分切り)も達成しました。

同時刻にゴールしたランナーさんと、お互いに写真を撮り合いました(^^)

35km以降のラップです。※(  )内は昨年のラップ

35km 4分40秒(5分02秒)
36km 4分41秒(5分00秒)
37km 4分40秒(5分07秒)
38km 4分35秒(5分08秒)
39km 4分32秒(5分18秒)
40km 4分22秒(5分17秒)
41km 4分10秒(5分03秒)
42km 4分05秒(5分05秒)

昨年のラップと比較するとその違いは一目瞭然。37km以降では一人にも抜かされず、追い抜くだけでした。前半ハーフは1時間40分07秒、後半ハーフは1時間39分02秒で、後半にラップタイムを上げていく理想的なネガティブスプリットで走れました。

 

(「サブ200の世界へ #4」へ続く)

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