今月から当塾に通い始めた高1生のお母さんから、「先生の授業を新鮮に感じているようです」とコメントをいただきました。私の授業は、特に高1生が対象なら尚更ですが、まずはガッツリと文法をやっていき、その中で大切な英単語も掘り下げて指導しています。言ってみるなら、昭和時代から延々と受け継がれてきた陳腐な授業ですが、令和時代の高1生には、逆に新鮮なようです。
当塾に通っている全高校生に聞くと、高校での授業はペアワークやグループワークが多く、英語を発話する方に重きが置かれているようです。これはこれで大切だと思うのですが、大学受験では発話の力が問われることはほとんどなく、文法問題で文法力が試され、英文解釈では英文法に基づいて論理的に英文を読めているか問われるので、高校の授業と大学受験にギャップがあるわけです。
この近辺の進学校では、高2の冬あたりから大学受験用の教材や過去問演習で、文法を含めた入試で求められる実践力を養っていくわけですが、やはり一年生から文法を重視していると相当なアドバンテージとなりますね。だからこそ、基礎の基礎から英文法を積み上げていく授業が、この高1生には新鮮に感じられたのでしょう。
文型、時制、助動詞、受動態、不定詞、動名詞、分詞、関係詞、仮定法、比較、代名詞、否定、特殊構文・・・と大きく分けられる英文法の単元で、もっとも速いペースで進んでいる高1生は不定詞が終わろうとしています。年内に一通り文法を理解し、共テレベルの単語集一冊を暗記できていれば、高1のうちに英検2級には合格でき、全国模試で偏差値60以上は維持できますので、大学受験に向けてはいいスタートを切ったと言えるでしょう。
これからも塾生たちをしっかりとコーチングしてまいります。