今月29日にTOEICが行われます。5月は受験される方が多いですので、一週間後に迫ってきて気持ちが高ぶってきている英語学習者も多いと思います。
直前期は新しい問題を解くのも大切ですが、それ以上に、これまでやってきた問題集や参考書を何度も繰り返すことも大事です。音読や単語暗記など、毎日やると決めているルーティンの勉強+復習で、英語力が底上げされます。
約20年前、私が700点前後時代に繰り返したのが、松野守峰著『スコア別TOEIC TEST GRAMMAR パーフェクト攻略』です。当時のTOEICはパート6で語文訂正問題(Error Recognition)が20問出題され、多くの受験者が苦手としているパートでした。そのパート6の問題形式で文法を徹底的に鍛えていく内容です。700点半ばでスコアが停滞していた頃、この本に出会い、2回繰り返してから受けたTOEICがいきなり800点になりました。TOEIC受験の2日前から確認用に見直していましたが、繰り返すたびに新しい発見があり、当時20回以上繰り返してボロボロになってしまいました。一見、無味乾燥なつくりに見えますので、人によって合う合わないがあると思われますが、私にとっては自分の英語力の礎となった一冊です。
TOEICのスコアアップを本気で狙っている学習者には、誰にでも必ずやり込んだ相棒とも言える参考書類があるはずです。直前期にそれをもう一度やり直してみて下さい。そこには、以前は気付かなかった新たな発見があり、スコアアップへの強力な一押しとなってくれるはずです。