英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

閾値を超える努力をしているか

2022年08月21日 | 指導現場にて

社会人の生徒さんに英語指導をしていると、TOEICや英検などで結果が出て新たな環境へ飛び出していく方と、結果が伴わずに知らず知らずのうちに英語から遠ざかってしまう方と、見事に二分されます。

前者は、いつまでにどういう結果を出すか、目標達成の期限を決め、ダラダラと勉強していないのが特徴です。つまり、自分が自由に使える時間で何を優先すべきかが明確になり、毎日やるべき勉強のルーティンの負荷がいつの間にか相当なものになり、英語力がアップするとともに自制心と克己心も養われています。結果が伴うのも当然です。

一方で、結果が伴わない方は、必ず「仕事が忙しくて・・・」と言い訳が最初に口をついて出てきます。社会人は仕事が第一ですから、仕事が忙しいのは当たり前です。その中で、いかに勉強の時間を工面するか?いつまで経ってもそのことに気づかず、言い訳ばかりを考える思考から抜け出せないのです。

かく言う私もかつては言い訳人間でした。そんな時に思い出すのが、銀行員時代に行内報で紹介されていたエッセイです。その題は「閾値を超える」。

以下は引用です。

もう十数年もまえのこと、二ヶ月ほど米国への研修に出させていただいた。あるパーティーで米大へ留学しているという日本人の女学生と出会い、英語に慣れるにはどうしたら良いかという話題になった。彼女は留学するまで英語はからきしだめであったが、米国で暮らし始めてから一年ほどたったある日、突然TVの英語が自然に耳に飛び込んでくる不思議な体験をしたという。それまでの一年間の努力は凄まじいものであったらしく、この時の喜びは一生忘れることはないだろう、と多少興奮気味に話してくれたことが今でも記憶に残っている。

これを「閾値を超えた」瞬間と言うのであろう。「閾値」はもともと医学用語であるが、あるレベルに達しはじめて物事が変わり始める、そのハードルのレベルをいう。

(中略)

ある水準に達するまでは集中的に、そして徹底的に努力することを惜しんではいけない。いくら時間をかけても「閾値」に達しなければ何もしなかったと同じことなのである。

 

・銀行を退職し、アメリカへの留学を決意 ⇒ TOEIC800点、英検準1級

・留学から帰国後に勤めた会社を辞め、塾業界への転職を決意 ⇒ TOEIC940点、英検1級

・10年間勤めた進学塾を退職し、独立開業を決意 ⇒ TOEIC990点満点

私も自分の人生を振り返ってみると、閾値を超えて結果が出たのは、退路を断って心に隙がなくなった時でした。

 

「できない」を連呼する代わりに、目標達成の期限を決めて、徹底的に努力してみる。その先にこそ、新たな自分を発見できるのだと思います。

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過ぎゆく夏

2022年08月20日 | ランニング・筋トレ

長野県伊那市の大学受験英語専門塾「トラスト英語学院」の福澤です。

昨日は一週間ぶりに晴れ渡った空の下で、日課の10km走を行いました。毎日走っていますが、やはり、日光を浴びながらのランニングは気持ちいいですね。

信州伊那谷の水田は出穂して、緑から黄金色に変わりつつあります。一ヶ月後には稲刈りも終わり、秋がさらに深まって寒くなっていきます。ランニングで晩夏の太陽を体いっぱいに浴び、過ぎゆく夏を楽しみます。

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数字で表れた成果

2022年08月19日 | ランニング・筋トレ

長野県伊那市の大学受験英語専門塾「トラスト英語学院」の福澤です。

お盆休みも毎日走り込みができ、今月も月間270km前後のペースで走れています。

私は身長が170.0cmで、体重はここ数年は59.5kgで推移してきました。しかし、今夏は57.5kgとなり、骨格筋率が自己最高の40.2%を記録しました。

 

オムロン ヘルスケアのHPより

男性の骨格筋率の平均は35%前後。市民ランナーとしては40%以上を目標にしてきたので、真夏の走り込みと筋トレの成果を感じています。 因みに体年齢は29歳を維持しており、実年齢-21歳です(^^)v

毎日午前中に走り、午後10時に仕事が終わって、就寝前に筋トレとストレッチを続けてきました。一日一日、その時その時は成果を感じられなくても、継続していけば、数字や形という結果になって成果が表れる瞬間が必ず訪れます。

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心揺れる秋

2022年08月18日 | トラスト英語学院

長野県伊那市の大学受験英語専門塾「トラスト英語学院」の福澤です。

お盆休みも終わり、トラスト英語学院も今日から授業を再開します。

トウモロコシ畑(伊那市西箕輪)

信州伊那谷はお盆を過ぎると、日中は30℃を超えますが、朝晩は20℃を下回る日も多くなってきて、秋を感じられるようになります。来月初めには、各高校で指定校推薦の募集が始まり、進路が決まる高3生たちも出てきます。一般入試での大学進学を考えていた生徒も、推薦入試を受ける友人たちの動きに心が揺れ始める時でもあります。

大学合格は早さではありません。来年4月1日に自分がどこにいたいのか・・・。常に目標を先に据えて行動していきましょう。

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3,500日連続更新達成!

2022年08月17日 | トラスト英語学院

長野県伊那市の大学受験英語専門塾「トラスト英語学院」の福澤です。

お盆休みは昨日までで、今日からまた仕事という方が多いと思います。トラスト英語学院は今日までがお休みで、明日から授業を再開します。

お盆を過ぎると朝晩がめっきり涼しくなり、日が短くなるのも実感します。気がつけば秋が来ていて、推薦型の大学受験も始まりますね。行く夏を惜しみながらも実りを秋を楽しみに出来る時間の重ね方をしていきたいですね。

三峰川

さて、今日のブログ更新で、2013年1月17日から始まったブログの連続更新が3,500日を達成しました。9年7ヶ月もの間、一つのことを毎日続ける大変さと大切さを実感しています。一つ一つは小さくても、積み重なると大きな力となり、自分にとっては財産になっています。英語学習やランニング・筋トレも全く同じですね。

今秋は仕事でいくつかの決断をします。ブログの連続更新と同様に、十年先を見越してゆっくり少しずつ成長していきます。

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英語で一句

2022年08月16日 | 実用英語

立秋を過ぎたこの時期、いつも思い出す景色があります。

坂戸峡(上伊那郡中川村・2006年8月撮影)

遠くに見える山並みは木曽山脈(中央アルプス)。晴れ渡った紺碧の空の下、首を垂れ始めた稲穂。8月も立秋を過ぎると秋の気配が感じられ、晩夏の哀愁を誘います。

under a clear azure sky

rice ears start to bend

autumn has come

と、思わず英語で俳句を読みたくなりますね。

英語俳句の第一人者と言えば、David Burleigh 先生。先生なら、この光景を目の前にした時、どんな句を読むだろうか・・・。英語を勉強するようになってから40年の月日が経とうとしています。英語を心で感じられるようになりたいと思うこの頃です。

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dragon を育てよう

2022年08月15日 | 指導現場にて

長野県伊那市の大学受験英語専門塾「トラスト英語学院」の福澤です。

ちょうど10年前、ある高校の夏休みの課題帳に載っていたブータン国王の言葉です。

A dragon exists inside every one of you. It grows by eating experiences and becomes bigger year by year. Please grow your own dragon with special care and attention.

平易だけど、スッと心に届く英語ですね(^^)

あなたの dragon は何ですか?その dragon を大切に育てていますか?

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求められる simplification

2022年08月14日 | 閑話

長野県伊那市の大学受験英語専門塾「トラスト英語学院」の福澤です。

台風8号の影響をほとんど受けなかった信州伊那谷です。長野県は日本アルプスという”壁”で守られているので、台風の影響はあまり受けないと言われています。でも、昨年のお盆は、台風ではありませんでしたが、大雨で亡くなられた方もいましたので、油断はできません。今夏は東北の長雨の被害が心配です。

さて、先月中旬から実家のWi-Fi化に取り組んでいました。

①父のガラケー(FOMA)をらくらくホンに。

②ドコモ光電話+Wi-Fi契約。

③ソフトバンク「おとくライン」解約。

母は4年前にスマホに変えましたが、父は今回もスマホを固辞し、らくらくホンで落ちつきました。実家の固定電話はずっと放っておいたのでこれを機に調べてみると、知らない間にどこからかのセールスでソフトバンク「おとくライン」を契約させられて、本来なら必要ない電話料を支払わされている状態でした。

さらに、光回線の引き込み工事日を決める段階になって、「すでに工事が完了しているようです」と、担当者から衝撃の事実が知らされました。実家の壁を調べてみると、確かに光コンセントが設置されているじゃないですか!いつ設置工事したか父母とも知らず・・・。何かの機会に「いつかは光が必要となるから、いっしょに工事しておきましょう」という感じだったかも知れませんが、ひと手間省けました。

お盆休み初日の昨日、ルーターを設置して、上記①~③の一連の作業が完了しました。実家にとっては最もシンプルな形でWi-Fi化ができ、固定電話とケータイを合わせた料金も、毎月約2,000円安くなりそうです。

世の中はすべてが複雑化していて、便利だからこそ不便な時代になっていることも改めて感じました。特に、八十過ぎの父母には、あらゆる点でシンプルにして穏やかに余生を送りたいという気持ちがありますので、simplification(簡素化)こそがキーワードかも知れません。

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深く掘れ

2022年08月13日 | 閑話

長野県伊那市の大学受験英語専門塾「トラスト英語学院」の福澤です。

NHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」で、素晴らしい言葉が紹介されていました。

主人公・比嘉暢子が働くイタリアンレストラン「アッラ・フォンターナ」。店名のフォンターナの意味は「泉」だそうですが、なぜその店名にしたのか、オーナーの大城房子が明かしています。

汝の立つ処 深く掘れ そこに必ず泉あり

--- フリードリヒ・ニーチェ

自分の信じた道で自分自身を磨き続けていけば、そこで必ず成功することが出来る。そんな意味でしょう。

私も、生まれ育った信州伊那谷にしっかりと立ち、今まで以上に大学受験英語指導という道を追求していこうと、気持ちを新たにしました。

お盆休みが始まりましたが、毎日やるべきルーティンは崩さず、自分の立つ処を深く掘ってまいります。

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10年前の同窓会

2022年08月12日 | 起業・独立開業

長野県伊那市の大学受験英語専門塾「トラスト英語学院」の福澤です。

ちょうど10年前の今日、2012年8月12日、母校・伊那北高校の同窓会を開催しました。

その一年前に中学の同窓会が開催されたのですが、小中高と同じ学校に通った友人に二次会の席で「来年は俺らで高校の同級会をやらない?」と語ったのが始まりでした。たまたまその友人が高校の生徒会長だったこともあり、トントン拍子に話が進み、卒業以来22年ぶり、皆が40歳を迎える2012年度に同窓会を行うことができました。

私は言い出しっぺの一人として、幹事として会計を担当させていただきました。そして、この同窓会が、独立開業へむけて私の背中を強力に押してくれることになりました。同窓生405名のうち180名が出席する大規模な会となりましたが、22年ぶりに会う同窓生の働き方や生き方はそれぞれでした。ただ、生き生きとしている同窓生は一人の例外もなく、好きな仕事をして、好きな生き方をしていることに気づきました。

それまで「いつかは独立開業して、自分の英語塾を開く」という大きな夢を持ちながら、一歩をなかなか踏み出せなかった自分。生き生きしている同窓生たちを見て、「よし、今こそ決断の時だ」と、同窓会の一ヶ月後には、職場に退職の意向を伝えていました。

その後は、独立開業の準備と並行して、それまでは970点が最高点だったTOEICでの満点取得を自分に課しました。そして、TOEICで満点を取得するまでブログ記事を毎日更新することも課しました。結果、独立開業月と同月にTOEIC満点を取得し、ブログ記事の連続更新は、満点を取得した後も続けて、今日まで続いています。

あの同窓会がなかったら、私の人生はおそらく今のそれとは違っていたでしょう。だから、あの青春の3年間を過ごした仲間たちからは、これからもやる気や勇気をもらい、また私からも生きがいのきっかけを与えられる存在になりたいと思っています。

伊那北高校は卒業30周年で大規模な同窓会を敢行するのが慣例となっていますが、私たちの42回生は卒業30周年が2020年であったため、コロナ禍で開催を見送らざるを得ませんでした。結果、卒業40周年の2030年に行うとになりました。それまであと8年。健康を維持し、元気な58歳のオヤジとして、薫ヶ丘の学び舎での再会を楽しみにし続けます。

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