英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

編集長の言葉

2022年08月04日 | 指導現場にて

長野県伊那市の大学受験英語専門塾「トラスト英語学院」の福澤です。

「蛍雪時代」8月臨時増刊として毎年7月中旬に出版される『全国 大学内容案内号』には、全国すべての大学の最新入試情報が網羅されており、受験生や指導者必携の一冊です。今年も購入しましたが、最終ページの編集後記に載っている編集長の言葉が印象に残ったので、紹介させていただきます。

銭湯や日帰り温泉などで、大学生くらいの若い人たちのグループと遭遇することがよくあります。傍目には楽しそうなのですが、露天風呂に行くにもサウナに入るにも、常に全員が同じペースで連れ立って動いているのを見て、少し心配になることがあります。他人と違う行動をとったり、孤独になったりするのをひどく恐れているようにも見えるからです。

青春時代、孤独に身を置いて自分と向き合う時間は、新しい友との出会いと等しく価値あるものです。進路選びも同じで、自省に基づく自分の”軸”があってこそ、先生や家族、友人の存在が本当の意味で支えになるのだと思います。孤独の時間、ぜひ大切にしてください。(編集長/倉賀野 次郎)

この文章を読んで、浪人と大学時代の5年間を過ごした6畳1Kのアパートを思い出しました。浪人時代は完全に独り。一週間、誰とも話さないこともありました。浪人したからと言って合格の保証はない大学受験。対話の相手はいつも自分。孤独と不安に苛まれることもしばしばでした。そんな気持ちを払拭するために、勉強以外に最も多くの時間を割いたのが読書でした。読書を通して自分と対話をする習慣がついたのが、人生における最も大きな収穫の一つであり、あの時間を過ごしたからこそ今の自分が存在すると断言できます。

5年間住んだ、中板橋のアパート

コロナ禍で人とのつながりが大切に感じられる一方で、孤独の時間を大切に出来る時でもあるように思います。大学受験生は、受験勉強という名の孤独の時間を享受してもらいたいと思います。

 

コメント
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