英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

指導室を tinkering

2023年08月11日 | トラスト英語学院

新塾舎で授業を始めて一ヶ月以上が経ち、ようやく体に馴染んできた感じがしますが、その一方で、改善点にも気づき始めました。旧塾舎より手狭になったので、新塾舎では色々なものをコンパクトにまとめる必要があります。そこでまず、指導室で使っていた長机を、生徒は一人用に、私は円卓に変えてみました。

動線が拡がり、視覚的にも圧迫感がなくなりました(^^)v

こちらは以前の長机の使用バージョン

生徒の机を一人用に変えたことで、デッドスペースもなくなり、小人数のグループ授業も余裕を持って行えます。

これからも常に改善していき、私も生徒も学びやすい、指導しやすい環境を目指していきます。

 

因みに、物事を改善するために少しずつ手を入れることを英語では tinker with ~ で表します。

I try to tinker with the space.

 

この単語も留学中に覚えた貴重な my word です。

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因果応報な受験勉強

2023年08月10日 | 指導現場にて

夏休み中の高校生を見ていると、私自身が過ごした高3の夏を必ず思い出す。

東京・高田馬場にある早稲田予備校の夏期講習に、門前仲町にあった朝夕食事つき・冷房完備の早稲田予備校深川寮から2週間通った。受講料・寮費・交通費で、おそらく20万円近かったと思う。

結論から言うと、実力はつかなかった。これは予備校のせいではなく、自分が原因。確固たる基礎力もないのに、講座名だけにひかれて受講し、予復習もせず、授業に出るだけで満足していた自分。夏だからという理由で背伸びした勉強をしてしまい、暗記を中心とした基礎力を固める勉強を避けていた自分が情けない。そして、多額の金額を出してくれた親にも申し訳なかった。

秋以降も、結局、暗記から逃げ、問題集を何となく解いて勉強を「やった気」になっていた。ほぼ毎週模試を受けていたにもかかわらず復習もせず、受験勉強といっても常にテレビを見ながらの状態。その状況から抜け出したいのに自分を甘やかし続け、大学受験生の“フリ”をしていた自分。不安に駆り立てられ、やりもしない参考書や問題集を次から次へと買い続けたダメダメ受験生。そんなのを勉強とは呼べるわけもなく、怠惰で居続けた代償は、大学の全落ちと浪人という現実で払わされた。

長野県の高校は、すでに夏休み後半に入っている。高3生の多くが学校の補習や予備校の夏期講習を受講しているが、それらによって暗記を中心とした勉強時間が奪われていないか不安になる。この夏、基礎事項の暗記徹底を怠ると、間違いなく私と同じ過ちを犯すことになる。大学受験で求められているのは基礎知識の瞬時の出し入れ。進学校の生徒であれば、共通テストの問題は「見たことがある」「やったことがある」レベルの問題ばかりだろう。そのような問題を解くときに迷いが生じるようでは、基礎学力はまだまだだ。

周囲の大人が何を言っても、高校生たちはその現実を目の当たりにしないと、事の重要さに気づけない。日々の姿勢が良くも悪くも結果となって表れる因果応報な受験勉強。この当たり前に気づけた時、大人になっていくんだろうな・・・。

何事も、自ら経験し、そこから何を感じ、どう成長するか。大学受験は、そんな成長過程を自ら認識できる、人生最初の試練であり財産であったと、今なら断言できます。

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猛暑だから hydro でボキャビル

2023年08月09日 | 実用英語

暑い日が続き、メディアでも連日「こまめな水分補給を!」と連呼されていますが、英語では

Stay hydrated!/ Keep hydrated!

と言います。

留学時、よく大学内のカフェで勉強していたのですが、暑いある日、アメリカ人がミネラルウォーターを購入した際、店員の女性がお釣りを渡す際に、「Keep hydrated!」と言っていたのを盗み聞きし(eavesdrop)て覚えた表現です。

反意語の接頭辞 de をつけて dehydrated だと「脱水状態の」という意味になります。

He was seriously dehydrated.(彼はひどい脱水状態だった)

hydro- は「水」を意味するのが分かりますね。「嫌悪症」を表す phobia をつけた hydrophobia は「狂犬病、恐水病」。狂犬病は「恐水病」などとも呼ばれますが、これは神経が過敏になった結果、ものを飲み込みづらくなり、患者が水を飲もうとすると水の刺激で反射的に強い痙攣が起こって水が飲めなくなるため、患者が水を飲むことを恐れることによるためです。昔、ボキャビルのため徹底的にやり込んだ『1100 WORDS YOU NEED TO KNOW』で覚えた知識です(笑)。

ランニング中も Stay hydrated!を心がけています(^^)v

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33年前に出会った英文

2023年08月08日 | 英語勉強法

高校3年の冬、共通一次から名前を変えた第1回大学入試センター試験も終わった1990年1月、「楽に大学に受かる術はないか」という安易な発想でふと立ち寄った街中の書店で目に入ってきた『"毎年出る" 頻出 英語長文』(日栄社)を購入しました。

しかし、それまでの自分と何ら変わらず、参考書や問題集を買うはいいが、買っただけで満足し、本棚の肥やしと化しました。そんなんだから、受験結果は当然の全落ちで、浪人の道へと進んだのですが、当時、『頻出 英語長文』の中で唯一、頭の片隅におぼろげな記憶として残っている英文がありました。電車の中でたまたま出会ったイギリス人が天気の話をする・・・といった内容です。

当時購入した参考書類は、数冊を残して浪人が決まったのと同時に廃棄してしまいましたので手元には残っていませんが、日栄社の『"毎年出る" 頻出 英語長文』は改訂を重ねて現在も出版されてますので、改めて購入して確認してみると、30年以上も経った今、その長文と再会を果たしました。

高3当時は英語の長文を読むのに時間がかかり苦痛でしたが、英語講師として身を立てている現在は、英文の方から私の中に入ってきてくれる感じがします。そして、あの電車の中でするイギリス人の天気の話を読んでいて、「あれ?この箇所の英文、どこか違うところで読んだことがある・・・」と思うや否や、『基礎英文問題精講』(旺文社)の例文と一緒だと気づきました。

高3当時、『基礎英文問題精講』も買っていたのですが、全く手をつけておらず・・・。情けない話です。あの頃、「この問題集の英文とこっちの参考書の英文、全く同じじゃん!」と気づけるほど何度も繰り返し取り組んでいたら、現役時代の大学受験の結果もまた違ったものになっていたでしょう。

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畑のもんを食べりゃ、すぐ元気になっちゃうよ

2023年08月07日 | 閑話

自宅敷地の三分の一が畑になっているので、この時期は夏野菜が毎日たくさん採れます。

先週の土曜日は久しぶりのお休みだったので、朝から熱中症警戒アラートが発表されましたが、畑に入って収穫しました。

キュウリ、ピーマン、トマト、オクラ、インゲン・・・。自家製無農薬野菜たち。一番の贅沢ってこういうものなのかも知れません。

「ばあちゃんの畑のもんを食べりゃ、すぐ元気になっちゃうよ」

となりのトトロのお婆ちゃんのセリフが脳裏をよぎります(*^_^*)

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第66回伊那まつり

2023年08月06日 | 閑話

昨日は第66回伊那まつりが開催されました。コロナ禍を経て、実に4年ぶりの開催でした。

我が家の伊那まつりと言えば、「うしお」でローメンを食するところからスタートです。

無茶盛(6玉)2,500円!

うしお煮(もつ煮)820円!

やはりバンドの生演奏による市民踊りがあってこその伊那まつりですね。

市民踊りを見ながらの地ビールは最高!

 

途中、急病人が出て市民踊りが中断し、救急車が誘導されて踊りの連の中に入ってきましたが、みな冷静に協力して道を空けていたのは感動しました。

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3つのイディオム

2023年08月05日 | 指導現場にて

昨日の高1生との授業で、「責任転嫁する、責任逃れをする」を表す場合、英語では何と言うか質問がありました。

普段の英会話の中でなら evade responsibility で十分ですが、英検1級受験時に覚えた pass the buck というイディオムも紹介しました。

buck は多義語で、アメリカでは dollar の代わりによく使われますが、pass the buck to ~「~に責任を転嫁する」をライトハウス英和辞典で引くと次のように由来が書かれています。

buck は元来ポーカーのとき親を示すために使われたナイフで、そこから「責任」の意となった。

なるほど!勉強になりますね。

 

これ以外にも、私の好きなイディオムも2つ一緒に紹介しました。ライトハウスの由来と共に記しておきます。

bury the hatchet「仲直りをする」

アメリカインディアンが和睦のしるしにhatchet(手おの)を埋めたことから。

 

kick the bucket「死ぬ」

首つり自殺をしようとする人が、台のバケツを足でけることから、といわれているが異説もある。

 

「斧」は ax の方が使われますね。ハルク・ホーガンの必殺技「アックスボンバー(Ax Bomber)」で小学生の時に覚えた英単語です。私の英単語のボキャビルに、プロレス技は非常に役立っています(笑)。

アントニオ猪木がベロ出し失神した伝説の第1回IWGP優勝戦でのアックスボンバー!

デイリー新潮より)

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三大返答

2023年08月04日 | 指導現場にて

「一応」

「とりあえず」

「微妙」

 

勉強の様子を尋ねた時、生徒たちが答える三大返答です(笑)。

 

彼らはあまり深く考えないで言っている場合がほとんどでしょう。でも、発する言葉には注意して欲しいのも私の本心。

今後の人生の方向が決まる受験勉強で「一応」って何だ?「とりあえず」という考えだから、すべてが徹底できない。「微妙」なやり方だから、結果も「微妙」になってしまう。

 

言葉にはその人の生き方が反映する。勉強を徹底してやるからこそ、発する言葉にも力が宿り、生き方も充実する。

たかが受験勉強?とんでもない。その後の人生にかかわる大事なプロセスだ。

盛夏・・・。プラス思考の自分へと変貌を遂げよう。

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長い夏休みこそ

2023年08月03日 | 実用英語

英文を読んでいて、「新しい環境で頑張る」「心機一転して努力する」ような内容だった時、中学生でも高校生でも学年を問わずに教えている熟語(イディオム)があります。

turn over a new leaf(心を改める、生活を一新する)

これは私が大学受験生だった時、『試験にでる英熟語』で覚えたイディオム。

この熟語集を持っていたのにもかかわらず、徹底して暗記せずに浪人してしまった大学受験。代ゼミに通うため上京しようとしていた3月に必死になってやり直していた時、文字通り「生活を一新する」覚悟で覚えました。

 

英英辞典LONGMANには次のように定義されています。

turn over a new leaf

to decide that you will change your behavior to make it better

ex) I'm going to turn over a new leaf and start exercising.

 

夏休みも2週間が過ぎようとしています。学生たちはどんな生活を送っているのだろうか。長い夏休みこそ a chance to turn over a new leaf です。

信州伊那谷の夏の原風景です(^^)v

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飛び地で避暑る

2023年08月02日 | Life with Rye

先日の日曜日、あまりにも暑過ぎたので、大泉川砂防ダムで愛犬Ryeと一緒に避暑ってきました(^-^)/

ここは伊那市内の南箕輪村の飛び地にある砂防ダムで、地籍はそのまま「南箕輪村飛地」です。私は学生時代から何度も来ている思い出の地です。2011年、当時小学生2年生だった長男が書いた小学生新聞を全国放送の特番で取材してもらった時も、レポーター役だったお笑いコンビ「はんにゃ」と訪れたところです。残念ながらそのシーンはカットされてしまいましたが・・・(^_^;)

「もうあれから12年が経ったのか」と感傷に浸り、30年前の大学生時代に友人とBBQや釣りをしたことを思い出したり・・・。時が経っても変わらない自然に人間の存在の儚さを感じた、日曜日の午後でした。

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