慶應高校の107年ぶりの優勝で幕を閉じた第105回全国高等学校野球選手権大会。歴史の扉を再び開けることはできるのだと証明してくれた慶應ナインに、最大の賛辞を送りたいと思います。
さて、甲子園出場に関して言えば、我が母校・伊那北高校は昭和36年の出場を最後に62年間甲子園に出場していません。しかし、慶應とは全くレベルが違うものの、今回の「107年ぶり」という言葉に、諦めなければ不可能ではないとも思いました。
これまでの伊那北高校の甲子園での戦績です。
・1955(昭和30)年 第37回大会
1回戦 伊那北 1-0 新庄北(山形)
2回戦 伊那北 1-4 城東(高知)
・1956(昭和31)年 第38回大会
1回戦 伊那北 4-1 静岡(静岡)※甲子園初のナイター
2回戦 伊那北 2-3 西条(愛媛)
・1961(昭和36)年 第43回大会
1回戦 伊那北 0-2 東北(宮城)
今夏の伊那北高校は戦力がそろっていて、春も地区大会優勝、県大会ベスト8、エースの埋橋君はプロ4球団のスカウトが注目するほどで、公立高校の中では優勝候補に挙がっていましたが、残念ながら2回戦で負けてしまいました。
ここで究極のタラ・レバを。
もし、上田西高校の代わりに出場していたら。開幕戦の土浦日大に勝利していたら。そして、準決勝で慶應高校と対戦していれば。
伊那北高校の校章は慶應義塾と同じクロスペンです。「クロスペン対決」として、マスコミを賑わせていたでしょうね(^^)/
慶應義塾 校章
伊那北高校 校章
私が100歳を過ぎるあと50年のうちに、そんな日が来ることを夢見て、これからも高校野球を楽しんで観ていきます。
因みに、伊那北高校の校章の由来について、当時の生徒手帳には以下のように書かれています。(原文のまま)
この「クロッスペン」は類似したものとしてすでに明治18年ころから慶応義塾において塾生の間に用いられているが、「ペンには剣に勝る力あり」The pen is mightier than the sword に由来するものだといわれている。偶然の一致か、この関連についての経過は明らかでない。