災害になると、何が一番大変なのかというと、 飲み水の確保。
それに備えて、普段からミネラルウオーターを保存している方も多いと思う。
で、どのくらいの水が必要なのか?というと、 一人一日2.5~3L程度と言われていて、4人家族だと10~12L位。
飲み水や、食事を賄うには、ほぼ十分なのですが、 備蓄として最低要求されるのが3日分で36L。
2Lのミネラルウオータ6本入りで約3ケースになる。
で、実際に震災後に水が手に入るようになるのに、果たして3日で足りるのだろうか????と思うのですが、
関東大震災クラスの地震が来れば、 送電線網は壊滅。
仮に地下の水道管路は大丈夫だったと想定しても、浄水所からは電動ポンプで圧送するわけですから、 そもそもが電気が無ければ送ることすら出来ないわけです。
緊急時に備えて、水道局が発電装備をもっていても、今度は 燃料の問題が出てくる。
道路も壊滅、燃料の輸送など出来ずはずも無いのに、果たしてどれだけの時間発電機を廻していられるのだろうか??
すべてのインフラが壊滅した状態から、どの程度で最低限のインフラが復活するか?なんて予想は全く立たないわけで、 関東大都市圏1千万人オーバーの食料や水、燃料を、どうやって確保するのだろいうか?と思うわけです。
のんきに構えていた僕も、昨今の災害、 あちこちで起きている地震のニュースをみて、”そろそろやばいんじゃ無いか?”と思い始めた。
そこで自衛策を取り始めた訳ですが、 まずは食料。
缶詰を保管する方法なども有りますが、これは保存が数ヶ月程度で、 ならもっと長く持つ物は無いか?と世界中を探して見つけたのがこれ。
常温保存で20~25年保証のスーパー食料。
4人家族で約一週間、朝昼晩の食事をまかなえるスーパー・フリーズドライミールを輸入。
*これの輸入は、マジで難しくて大変でした。
約22L容量のペール缶に食料ぎっしりで、ただし、これだけだとやはりメニュー的に飽きるのと、
米が食べたくなるのが日本人。
なので、これをおかずにしてご飯という考えで、10年保管可能なスーパーアルファー米10kgを備蓄、大切に、無駄なく食べればおそらく一月はいけるのでは?と見ている。
これを、家と、息子夫婦の家と、僕の実家の3セット用意。
で、とりあえず食い物の心配は無くなったんだけど、 冒頭に書いたように、水の確保がとても重要で、
このスーパーミールも、”食い物にするには水”が必要なんです。 当たり前だけど。
そこで、ミネラルウォーターも考えたのですが、
保存期限無しで、量がほぼ無尽蔵で、 しかも保管場所を取らない水は無いだろうか?
なんて考えて調べたけど、そんな水は現実的には無い。びゃははは! 当たり前でよすね。
ただ、生産することは可能であることは知識にあって、それが逆浸透膜式浄水システムです。
https://nmt.or.jp/?page_id=359
これを使うと、 水の中にあるビールスや有害微細金属まで綺麗に取り除け、恐ろしいのは、絶対に不可能と言われた海水(塩水)から真水を造り出してしまえるという事。
これが、今の砂漠地帯やモルディブなどの水の確保が極めて難しいところで、純水を毎日造り出しているんです。
もし手に入れられれば、その辺の川や水たまり、場合により自分の屎尿からも真水を造り出せる。
屎尿はさすがに飲みたくないけど・・・・とにかく水があれば純水を作り出せるんです。
ところがだ・・・・・・・・・・・・・・・ポータブル式なんて無いし、 あっても激高。
50万とかいっている物もあり、 これを家含めて3軒分配置したら150万円でね~~~の
バッカジャネ~~か???
で、無いなら造るしか無いじゃん! という悟りの境地に達した僕。
ならと、 まずはこの逆浸透膜浄水ユニット探しから開始。
当然、海水を真水に出来る能力の有る物が必要で、 価格的にも”当然”折り合わなければならない。
日本には無くて、有っても激高なので、海外を探して見つけたのが、4段式逆浸透膜浄水システム。
最大濾過量 1500ガロン= 約 6000L
早速輸入して、送料込みで約1万5千円程度/一台 で、確保。
で、次に問題となるのが、 これに水圧をかけるポンプ。
ちなみに、入手した逆浸透膜浄水ユニットは 普通の家庭用の水道圧で作動する物でして、
2~4kgf/cm2(0.2~0.39Mpa)なんだけど、 理想的圧力は 0.5Mpa
初めは園芸の噴霧機を改造してなんとかならないか?と思ったりしたんですが、 そんなに高い圧力にならないし、エアをポンプで圧縮するのでやたらと時間が掛かるしで。
大体にして最大圧力が0.2Mpa程度で、0.3kpa以上圧をかけると容器が爆発する危険性がある。
しかも紫外線にメッチャ弱くて・・・・ ダメだろ!こんなの・・・
それじゃ他に無いのか? と探すも、無いんです・・・・・これが又、全くもって・・・・
当たり前ですよね、 ハンドポンプ式で、 操作が楽、 壊れない構造であって、
なにより必要な水圧を簡単に作り出せなければならない。
ついでに錆びず、壊れず、 永久に保管できるような物で無くてはならず、軽くて丈夫で、
トラブルが無い構造。
全くありませんです、ハイ 爆笑
逆浸透膜の浄水器を入手して、 それに見合ったポンプを探し続けること約1年半。
ふとしたことから見つけました。
その2へ